省エネと地球温暖化対策

気候変動によるリスクは、企業活動にとっても大きな課題です。NISSHAグループは企業の責任ある取り組みとして、気候変動の原因のひとつである地球温暖化、とりわけCO2排出量について、原単位による目標値を設定し削減に取り組んでいます。

NISSHAグループのCO2排出状況

2015年度から2017年度のNISSHAグループのCO2排出量およびエネルギー消費量などを、以下のグラフで示しています。2017年度は決算期の変更にともない、国内NISSHAグループは、4月から12月の9カ月間のデータです(2015年度・2016年度は4月から3月の12カ月間)。

CO2排出量と原単位の推移

CO2排出量と原単位の推移

エネルギー消費量と原単位の推移

エネルギー消費量と原単位の推移

電力消費量の推移

電力消費量の推移

ガス消費量の推移

ガス消費量の推移

ガソリン・軽油・重油・消費量の推移

ガソリン・軽油・重油・消費量の推移

2016年・2017年のCO2排出量実績比較

1年間分のデータで増減を比較するため、20161月~12月と20171月~12月の期間でデータを再集計した結果は以下の通りです。

 

NISSHAグループの20171~12月のCO2排出量は174,387t-CO2となり、前年の同期間における排出量に対して約39%増加しました。国内NISSHAグループの2017年のCO2排出量は127,746t-CO2で、前年の同期間に比べて約42%増加しました。ディバイス事業の生産を担うナイテック・プレシジョン・アンド・テクノロジーズ(NPT)での大型案件の量産開始による、加賀工場と津工場の排出量が増加したことが主な要因です。これにより、NPTの排出量は約71%増加しました。一方、産業資材事業の生産を担うナイテック工業(NII)は18,951t-CO2となり、約17%減少しています。

 

海外生産拠点の2017年のCO2排出量は46,641t-CO2となりました。2016年度にNISSHAグループに加わったGraphic Controls グループの排出量の組み入れが、2016年は4カ月分、2017年は12カ月分となっています。これにより、2017年のNISSHAグループのCO2排出量に占める海外生産拠点の排出量の割合は、約27%となりました。

 

なお、NISSHAグループが排出するエネルギー起源の温室効果ガスは、CO2以外にはほとんどなく、その影響は軽微です。

CO2排出量と原単位の推移

CO2排出量と原単位の推移

エネルギー消費量と原単位の推移

エネルギー消費量と原単位の推移

    

電力消費量の推移

電力消費量の推移

ガス消費量の推移

ガス消費量の推移

ガソリン・軽油・重油・消費量の推移

ガソリン・軽油・重油・消費量の推移



エネルギー原単位管理と課題

省エネ法の施行により、法人単位のエネルギー使用量の把握と管理が義務付けられています。同法の要求に加えエネルギー使用の効率改善を目的として、2013年度から生産量などによる法人ごとの原単位管理を行っています。

 

NISSHAグループの生産拠点でもある主要関係会社の2016年度の原単位実績をそれぞれ 1.00 として、2017年度の目標を「0.99以下」と設定しました。その結果は下表の通りです。

  

2018年度より、NISSHAグループ環境目標の「地球温暖化防止」を「気候変動への適応」に変更しました。CSR委員会環境安全部会は生産拠点と連携を取りながら、固定エネルギーの低減、変動エネルギーの効率化などを推進し、継続的な原単位管理の改善に努めます。

拠点名 原単位(生産量などに基づく) 2017年度
評価
2016年度
実績
2017年度
目標
2017年度
実績
NISSHA(本社・東京ほか) 1.00 0.99以下 0.98
NII甲賀 1.00 0.99以下 1.11 ×
NPT姫路 1.00 0.99以下 0.64
NPT加賀 1.00 0.99以下 0.12
NPT京都 1.00 0.99以下 1.46 ×
NPC八千代・京都 1.00 0.99以下 1.15 ×

注)2017年4月~12月の実績で評価

Scope (スコープ) 3 についての取り組み

近年、企業のScope 3CDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)などを通して対外に公表し、その削減をすすめることで企業のESG評価*を向上させる動きが盛んになっています。NISSHAも、自社のESG評価の向上に向けて、CSR委員会環境安全部会が中心となり、Scope3の調査を継続しています。

2017年度の社員の通勤にともなうCO2排出量は2,797t-CO2で、出張にともなう排出量は1,406t-CO2でした。また、国内の主要物流サプライヤーでのCO2排出量は30,851t-CO2、主な材料サプライヤーでの排出量は13,095t-CO2でした。

今後も引き続き、サプライヤーさまと協働しScope3の公表に取り組んでいきます。

 

Scope 1, 2, 3: 温室効果ガス排出量の範囲を示す

Scope 1: 事業者が所有または管理する排出源から発生する温室効果ガスの直接排出

Scope 2: 電気、蒸気、熱の使用に伴う温室効果ガスの間接排出

Scope 3: スコープ2を除くその他の間接排出


*ESG評価:環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の観点から企業を評価する手法

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