Home > CSR > 環境 > 環境目標と活動実績

環境目標と活動実績

2012年5月に制定したNisshaグループ環境目的は、2012年度から2014年度までの3年間の国内Nisshaグループの環境中期目標です。2014年度はその最終年度にあたり、各工場や取り組み部門がそれぞれの環境目標を達成することにより、国内Nisshaグループ全体の環境目的の達成を目指しました。
ISO14001認証取得サイトは、環境リスクマネジメントとリスク低減対策に取り組み、すべての対象サイトにおいてリスクを一段階下げることができました。その結果、環境事故 0件を維持して、環境目的を達成しました。
省エネの取り組みにおいて、ナイテック・プレシジョン・アンド・テクノロジーズ(NPT)姫路工場では、CO2排出量削減目標は達成しましたが、生産量との効率を示すCO2排出率は未達成でした。また、NPT加賀工場は、工場立ち上げ時からの省エネ取り組みが評価され、エネルギー管理優良事業者北陸支部会長賞を受賞しました。さらに、ナイテック印刷(NPC)八千代工場では、吸収式冷温装置をガス吸収式から電気チラー式に更新するなど、各工場でさまざまな改善に取り組んでいます。上述のように社外から評価をいただいた事例もありますが、国内Nisshaグループ全体の2014年度CO2排出率は1.32(2011年度実績を1.00とした場合)となり、環境目的は未達成となりました。廃棄物削減取り組みでは、2014年度の廃棄物発生率が0.79(2011年度実績を1.00とした場合)となり、環境目的を達成しました。NPT加賀工場の廃棄物発生量が大幅に改善されたことが主な要因です。
各工場は、環境目的で定めた項目以外にも、独自に環境目標を登録し取り組みました。NPT加賀工場は、排水処理方法の見直しにより、投入する薬剤の使用率削減に取り組み、目標を達成。ナイテック工業(NII)は有機溶剤の使用率削減目標を設定し取り組ましたが、生産量減少や小ロット化などが影響し未達成でした。一方、廃溶剤の有価物化に積極的に取り組み、再資源化とコスト削減に成果をあげることができました。
当社は、電子業界の行動規範であるEICC (Electronic Industry Citizenship Coalition) を基準とするサプライヤーCSR監査を本格的にスタートしました。2015年度から始まる第5次中期経営計画の3年間で、重要なサプライヤーを対象にCSR監査を実施する計画です。また、社員が地域の小学校・保育園に出張して行う「環境学習」の取り組みも継続しています。2007年の開始以来、のべ78校、参加児童数は4,000人を超えました。

Nissha環境目的

対象:Nissha国内ISO14001認証取得範囲のサイト(以下、認証取得範囲のサイトと表記)
1. 汚染の予防
環境事故 0件(環境事故は、工場外にまで影響を及ぼすものを指す)
2014年度末までに、環境リスクの「可能性」を下げる(リスクレベルを一段階下げる)

認証取得範囲のサイトは、ハザード評価リストでH2以上と評価された環境リスク*に対してリスク低減対策を行う (リスクレベルを一段階下げる取り組みを行う)
  ※対策実施後、ハザード評価で重大性が変化しない場合もある
  ※H2以上は、ハザード評価リストでリストアップした工場外にまで環境影響が及ぶハザード
     を指す
  ※H2は従来の維持管理項目にあたる。定められた手順により対応に努めること

*環境ハザードのリスクレベルを「重大性」と「発生の可能性」からマトリクスで 9段階に評価した値
  (リスクレベルの高い順に、VH、H1、H2、H3、H4、L1、L2、L3、VL)


2. 地球温暖化防止
2014年度までに
CO2排出率(原単位)を3%以上削減する(基準:2011年度実績平均値)

認証取得範囲のサイトは、業務改善(効率改善)、品質改善により、生産量などをベースにした原単位で、CO2排出率を毎年前年度比 1%以上削減する
  ※各組織はKPI、品質目標を環境目標に設定してもよい
  ※省エネ法「特定事業者」に該当する会社は、省エネ法で報告した原単位を基準とする
  ※取り組みによる増減把握には、排出係数としてデフォルト値(0.555kg-CO2/kwh)を
     使用する

3. 廃棄物の削減
2014年度までに廃棄物発生率(原単位)を3%以上削減する(基準:2011年度実績平均値)

(1) 廃棄物の発生率抑制
認証取得範囲のサイトは、業務改善(効率改善)、品質改善により、生産量などをベースにした原単位で、廃棄物発生率を毎年前年度比 1%以上削減する
  ※各組織はKPI、品質目標(不適合品率や直行率など)を環境目標に設定してもよい
  ※ CO2排出率原単位と同じ指標でなくても良い(生産mでなく生産件数でも良い)
(2) 廃棄物の有価物化推進
認証取得範囲のサイトごとに有価物比率の目標値を設定し、廃棄物の有価物化に取り組む
  ※ゼロエミッションは維持管理とする

4. 有害化学物質の削減
認証取得範囲のサイトでの有害化学物質の使用率低減

{ (使用量又は購入量)/(生産量、処理量または件数) }の低減に取り組む
(目標値は認証取得範囲のサイトで設定する)

2014年度および2013年度~2014年度の実績と評価

1. 汚染の予防

目標: 認証取得範囲のサイトは、ハザード評価リストでH2以上と評価された環境リスクに対してリスク低減対策を行う(リスクレベルを一段階下げる取り組みを行う)
2014年度実績
2014年度は、認証取得サイトであるナイテック工業(NII)甲賀工場・津工場、ナイテック・プレシジョン・アンド・テクノロジーズ(NPT)姫路工場・加賀工場、ナイテック印刷(NPC)八千代工場、ニッシャビジネスサービス(NBS)がハザード評価リストを作成し、リスク低減対策に取り組みました。これらのサイトでは、主に薬品の漏洩訓練を実施し、中でも加賀工場は、排水処理装置の配管漏洩対策に取り組みました。
評価: ○
2013年度~2014年度実績
リスク低減対策に取り組み、すべての認証取得サイトでリスクを一段階下げることができました。その結果、環境事故 0件となり、環境目的を達成しました。2015年度以後、化学物質の定常時のリスクアセスメントを考慮した環境ハザード評価を進める計画です。
評価: ○

2. 地球温暖化防止

目標: 認証取得範囲のサイトは、業務改善(効率改善)、品質改善により、生産量などをベースにした原単位で、CO2排出率を前年度比 1%以上削減する
2014年度実績
国内NisshaグループのCO2排出率は、2013年度を1.00とした場合に2014年度は1.14となり、目標未達成となりました。歩留まり改善など品質活動と同期した取り組みを進め、効果を上げた工場もありますが、国内NisshaグループのCO2排出量の30%を占める、NPT姫路工場の原単位の未達成が、主な要因でした。
評価: △
2013年度~2014年度実績
国内NisshaグループのCO2排出率は、2011年度を1.00とした場合に、2014年度は、1.32となり、環境目的は達成できませんでした。一方、NPT加賀工場は工場立ち上げ時からの省エネ取り組みが評価され、エネルギー管理優良事業者北陸支部会長賞を受賞しました。
評価: X
課題: 国内Nisshaグループの環境目的は、3年間の環境中期目標です。各工場は、環境目的を達成するために、さまざまな省エネ取り組みを推進していますが、量産の立ち上げや工場の再編が続き、安定した原単位管理が難しいのが実情です。加えて、2015年度以降はM&Aにより新たにグループに加わる拠点を含めた適切な原単位管理が必要となっています。

3-1. 廃棄物の発生率抑制

目標: 認証取得範囲のサイトは、業務改善(効率改善)、品質改善により、生産量などをベースにした原単位で、廃棄物発生率を毎年 前年度比 1%以上削減する
2014年度実績
2013年度の廃棄物発生率を1.00とした場合に、2014年度は0.65になりました。NPT加賀工場の廃棄物発生率が大幅に改善されたことが主な要因です。一方NIIは、小ロット化や工場再編により生産量が安定せず、原単位目標は未達成でした。NPT加賀工場の排水処理方法の改善により、汚泥の発生量削減に取り組みました。
評価: ○
2013年度~2014年度
2011年度の国内Nisshaグループの廃棄物発生率を1.00とした場合に、3年間の実績が0.79となり、環境目的を達成しました。NPT加賀工場の廃棄物発生率の大幅な改善が主な要因です。
評価: ○
課題: 国内Nisshaグループの環境目的は、3年間の環境中期目標です。各工場は、環境目的を達成するために、さまざまな廃棄物削減取り組みを推進していますが、量産の立ち上げや、工場の再編が続き、安定した原単位管理が難しいのが実情です。2015年度以降は、上記に加え、M&Aにより新たにグループに加わる拠点を含めた適切な原単位管理が必要となっています。

3-2. 廃棄物の有価物化推進

目標: 認証取得範囲のサイトごとに有価物比率の目標値を設定し、廃棄物の有価物化に取り組む(※ゼロエミッションは維持管理とする)
2013年度~2014年度実績
NII甲賀工場は、廃溶剤の有価物化に取り組み、有価物比率が2013年度8.51%に対して、2014年度36.8%に大幅に上昇しました。NBSは、有価物を選別・売却することにより、国内Nisshaグループの廃棄物の有価物化に貢献しています。
評価: ○

4. 有害化学物質の削除

目標: 認証取得範囲のサイトでの有害化学物質の使用率低減
2013年度~2014年度実績
NPT加賀工場は排水処理方法を改善し、投入する薬剤の使用率削減に取り組みました。NPT姫路工場は、生産工程で使用する薬剤の使用率削減取り組みを実施し、目標を達成しました。
評価: ○