廃棄物の管理

国内NISSHAグループの取り組み

2016年度の国内NISSHAグループにおける廃棄物の総排出量は11,339tで、2015年度に比べ約20%減少しました。ナイテック・プレシジョン・アンド・テクノロジーズ(NPT)加賀工場の生産内容の変更や、津工場で量産立ち上げ準備のため生産量が減少したことが主な要因です。また、焼却・埋め立て廃棄物の排出量は280tとなり、前年度にくらべて約76%減少しました。これは、NPT加賀工場の排水処理方法の改善により汚泥のリサイクルが開始されたことで、焼却・埋立廃棄物が減少したためです。

再生・再資源化率は97.5%で、前年度より5.7%改善しましたが、ゼロエミッション(再生・再資源化率99.5%以上)の目標は、依然として未達成の状態が続いています。NPT加賀工場の排水処理方法の改善による汚泥のリサイクルの継続と、再生・再資源化率をさらに向上させることにより、2017年度末には再びゼロエミッションを達成する見込みです。

廃棄物排出量と再資源化の推移(国内NISSHAグループ)

廃棄物排出量と再資源化の推移(国内NISSHAグループ)

海外生産拠点の取り組み

NISSHAグループのアジアの生産拠点は、広州日写精密塑料有限公司、日写(昆山)精密模具有限公司、Southern Nissha Sdn. Bhd.の3拠点です。このうち、Southern Nisshaの廃棄物排出量は、アジア生産拠点の70%を占めています。これら3拠点の2016年度の廃棄物排出量の合計は222tで、2015年度に比べて1.4%減少しました。Southern Nisshaは前年度比2%減少、日写昆山は21.8%減少、広州日写は3%増加しています。

再生・再資源化率は前年度から横ばいで推移しました。Southern Nisshaは目標値90%以上に対して99%、日写昆山は目標値89%以上に対して89%、広州日写は目標値72%以上に対して74%となり、前年度と同様、アジアのすべての生産拠点で目標を達成しました。

アジアの生産拠点廃棄物排出量(広州日写・日写昆山・Southern Nissha)

  2014年度 2015年度 2016年度

総量

(t)

256 226 207

アジアの生産拠点再生再資源化率(2016年度)

  目標 実績 評価

広州日写

72%以上 74%

日写昆山

88.9%以上 89%

Southern Nissha

90%以上 99%

廃棄物および有価物のリスク管理

廃棄物には、主に次の3つのリスクがあると考えています。
  • 廃棄物および有価物に起因する事故・災害(処理委託先を含む)
  • 不適正処理による環境汚染、法令違反
  • 廃棄物および有価物からの機密情報流出
NISSHAグループでは、法令やお客さまからの要求事項に基づき作成した「NISSHAグループ廃棄物管理規程」に沿って、すべての拠点が同一基準で廃棄物の安全管理に取り組んでいます。また、各拠点はこの規程に従い「廃棄物管理マニュアル」を作成し、廃棄物の分別管理の順守を徹底しており、少量の薬品類やスプレー缶であっても、廃棄物の性状確認を徹底するとともに、運搬中の流出や処理場での事故が起きないように監視しています。同規程には、廃棄物処理委託先の選定基準や、当社独自のチェックリストを使用した処理場の定期的な視察基準も定めて運用しています。

また、機密情報を含む廃棄物および有価物についても管理基準を定め、ISMS(情報セキュリティ・マネジメントシステム)と連携した管理を推進しています。

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