廃棄物の管理

国内Nisshaグループの取り組み

2015年度の国内Nisshaグループにおける廃棄物の総排出量は14,223tで、2014年度に比べ約16%減少しました。ナイテック工業(NII)津工場やナイテック・プレシジョン・アンド・テクノロジーズ(NPT)の、事業変化による排出量の減少が主な要因です。これに伴い、焼却・埋め立て廃棄物の排出量は1,162tとなり、前年度に比べて約43%減少しました。

再生・再資源化率は91.8%で、前年度より3.7%改善しましたが、ゼロエミッション(再生・再資源化率99.5%以上)の目標は、依然として未達の状態が続いています。NPT加賀工場で排出される汚泥をリサイクルできないことがその要因ですが、一方で、同工場では排水処理方法の改善による汚泥の排出量削減に取り組みました。その結果、2014年度の下期には71.5%だった再生・再資源化率を、2015年度下期には77%にまで改善しました。2016年度も同様の削減取り組みを継続しており、国内Nisshaグループの再生・再資源化率改善に貢献する見込みです。

廃棄物再資源化の推移(国内Nisshaグループ)

廃棄物再資源化の推移(国内Nisshaグループ)

海外生産拠点の取り組み

Nisshaグループのアジアの生産拠点は、広州日写精密塑料有限公司、日写(昆山)精密模具有限公司、Southern Nissha Sdn. Bhd.の3拠点です。このうち、Southern Nisshaの廃棄物排出量は、アジア拠点全体の約90%以上を占めています。これら3拠点における2015年度の廃棄物排出量は226tで、2014年度に比べて12%減少しました。Southern Nisshaは前年度比2.7%、広州日写は52%減少した一方、日写昆山は8.5%増加しています。

再生・再資源化率は、Southern Nisshaが目標値90%以上に対して99%、日写昆山は目標値86.3%以上に対して、89%、広州日写は目標値71%以上に対して72%となり、前年度に引き続き、アジア圏のすべての生産拠点で目標を達成しました。

アジアの生産拠点廃棄物排出量(広州日写・日写昆山・Southern Nissha)

  2013年度 2014年度 2015年度

総量

(t)

194 256 226

アジアの生産拠点再生再資源化率(2015年度)

  目標 実績 評価

広州日写

71%以上 72%

日写昆山

86.3%以上 89%

Southern Nissha

90%以上 99%

廃棄物および有価物のリスク管理

廃棄物には、主に次の3つのリスクがあると考えています。
  • 廃棄物および有価物に起因する事故・災害(処理委託先を含む)
  • 不適正処理による環境汚染、法令違反
  • 廃棄物および有価物からの機密情報流出
Nisshaグループでは、法令やお客さまからの要求事項に基づき作成した「Nissha廃棄物管理規程」に沿って、すべての拠点が同一基準で廃棄物の安全管理に取り組んでいます。また、各拠点はこの規程に従い「廃棄物管理マニュアル」を作成し、廃棄物の分別管理の順守を徹底しており、少量の薬品類やスプレー缶であっても、廃棄物の性状確認を徹底するとともに、運搬中の流出や処理場での事故が起きないように監視しています。同規程には、廃棄物処理委託先の選定基準や、当社独自のチェックリストを使用した処理場の定期的な視察基準も定めて運用しています。

また、機密情報を含む廃棄物および有価物についても管理基準を定め、ISMS(情報セキュリティ・マネジメントシステム)と連携した管理を推進しています。

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