貿易管理

貿易管理体制

NISSHAグループの売上高に占める海外向け売上は、2016年度は73.9%となりました。貿易管理の取り組みは、当社の事業継続において必須の課題となっています。また、2016年8月の調査では、当社のお客さまの85%が安全貿易管理を要請しています。

お客さまの貿易管理に関する要請

NISSHA 貿易管理に関する要請

国内NISSHAグループの貿易管理は、2011年の貿易管理委員会の発足により、本格的な運用が始まりました。その後、2016年にはCSR委員会の枠組みのもとでCSR委員会貿易管理部会となり、取り組みを継承しました。

CSR委員会貿易管理部会は、コーポレートSCM担当の執行役員を部会長としてNISSHAグループ全体を統括しています。国内においては、各事業部、コーポレート部門、国内関係会社に部門貿易管理者、貿易管理部会員を置き、日々の業務における管理体制を整えています。一方、海外の関係会社は、その国・地域の法令や制度、商慣行が異なるため、各拠点に貿易管理責任者を置き、各部門を統括する体制をとっています。

貿易管理体制図

貿易管理体制図

貿易管理基本方針

私たちNISSHAグループは、広く社会との相互信頼に基づいた《共生》を実現するため、貿易における法令等を順守し、貿易管理体制の継続的な改善を行います。

  1. 各国と地域において適用される貿易管理法令、規制および国際レジームを遵守します。
  2. 貿易管理の責任者を定め、貿易管理体制の整備、維持および改善を行います。
  3. 各国と地域の公的機関および国際物流会社等と良好な信頼関係を確立します。
  4. 社員等に対して、貿易に関する必要な教育を実施します。
2016年10月1日

NISSHA株式会社
代表取締役社長 兼 最高経営責任者
鈴木 順也

AEO承認取得

NISSHAは、2014年6月にAEO特定輸出者承認を、2015年6月にはAEO特例輸入者承認を取得し、2016年5月には承認後はじめてAEO特定輸出者の事後監査を受け承認を維持しました。

2016年5月末時点で、特定輸入者承認と特定輸出者承認の両方を取得している企業は全国で57社となっています。当社も両承認を取得し、安全で円滑な国際物流の体制を整備しています。

また、マレーシアに拠点を置くSouthern Nissha Sdn. Bhd. は、2014年10月にAEO特定輸出者承認と特例輸入者承認を同時に取得しました。

AEO承認取得

2016年度の取り組みと今後の課題

近年当社が活発に行った海外のM&Aに対応するため、2016年度は、以前より進めていた海外関係会社における貿易管理体制の強化を更に加速しました。貿易管理の最新状況を調査し、国内の貿易管理体制や規定をモデルとして、海外を含むNISSHAグループ全体の貿易管理基本方針、貿易管理基本規定を作成しました。

今後は、既に輸出入両方のAEOを取得したSouthern Nisshaを除く海外の関係子会社においても、貿易管理基本方針や貿易管理基本規定の浸透を図り、貿易管理レベルの向上を目指します。

国内においては、税関がAEO事業者に作成を求めているコンプライアンスプログラムおよび細則を改訂しました。さらに、全社レベルで、階層別教育を通じて適正な貨物管理の徹底と社員のセキュリティ意識の向上を図る取り組みを継続しています。また、内部監査の実施や出荷部門への指導を徹底することで、これまで以上の安全確保と作業品質の向上、そして、コンプライアンスの強化を推進し、お客さまのご要望にお応えできる安全・安心かつスピーディーな国際物流サービスの提供に努めています。

コラム ~AEO(Authorized Economic Operator)制度~

近年、国際物流におけるセキュリティ対策の強化が強く求められるようになりました。国際物流がますます活性化する中、貿易のセキュリティの確保と物流の円滑化を両立させることが、大きな課題となっています。AEO制度は、税関と民間企業とのパートナーシップの構築により、その両立を目指す制度です。特定輸出申告制度、特例輸入申告制度などがあり、国際貿易のセキュリティ管理と法令順守の体制が整備された事業者がAEO事業者に認定され、国際標準に則って、手続きの迅速化などの優遇措置が与えられます。

Page top