ガスセンサー

人々の暮らしに欠かせない
快適・安全な環境を提供する技術と製品

概要

当社はタッチセンサーに続く新たなセンシング技術として、ガスや呼気などの気体の検知に着目しています。革新的なガスセンサー技術で、環境や医療分野の応用機器を開発している「エフアイエス株式会社」を2014年6月にNisshaグループに迎え、ガスセンサー分野の研究・開発を具体的に加速しています。

事業展開分野

一酸化炭素(CO)中毒やガス爆発防止用のガス警報器、また空気清浄機やエアコンなどにも搭載されているエフアイエス株式会社のガスセンサー。飲酒運転防止用のアルコールチェッカーや自動車の安全・快適をサポートする分野にも応用されています。同時に、センサーを用いた応用機器の開発も進めており、小型・軽量・低価格ながら数ppbレベルの超低濃度ガスの測定ができるセンサーガスクロマトグラフを、環境分野や口臭測定といったヘルスケア分野で製品展開しています。
今後は、燃料電池車向けや医療・POCT(=Point of Care Testing:臨床現場即時検査)向けなど、さらに幅広い用途への展開が期待されています。

ガスセンサー分野

採用事例

燃料電池自動車

トヨタ自動車株式会社の燃料電池自動車「MIRAI」に、水素ディテクターが採用されています。水素ディテクターとは、水素ガス漏れを検知する装置です。「MIRAI」には2カ所に搭載されており、万一、水素ガス漏れが発生した場合、直ちに検知し警告します。

世界初の量産燃料電池車 トヨタ自動車「MIRAI」

世界初の量産燃料電池車 トヨタ自動車「MIRAI」(画像提供:トヨタ自動車)

「MIRAI」に採用された水素ディテクター

「MIRAI」に採用された水素ディテクター

加湿空気清浄機

シャープ株式会社製加湿空気清浄機 プラズマクラスター7000

シャープ株式会社製加湿空気清浄機 プラズマクラスター7000

シャープ株式会社が販売する加湿空気清浄機に、当社のガスセンサーが採用されています。
ガスセンサーが、たばこの臭い、化粧品、アルコール臭、料理臭、ペット臭などの室内のあらゆる臭いを検知し、ファンを制御しています。

製品情報

当社は、従来の常識を打ち破る「小型」「低消費電力/長寿命」のコンセプトにより、次々に新しいガスセンサー製品を生み出しています。

ガスセンサー

  • 半導体方式(SB、SPシリーズ) *SB=超小型ビードタイプ SP=平板型厚膜印刷タイプ
  • 接触燃焼方式
  • 電気化学方式
  • 非拡散赤外線吸収方式(NDIR)  


—検出対象成分
  • 高選択制CO/メタン・可燃性ガス
  • 一酸化炭素・水素・二酸化炭素
  • 高選択性メタン/LPG・フロン・オゾン

センサーモジュール

  • 二酸化炭素検知用モジュール
  • オゾン検知用モジュール
  • 水素検知用モジュール
  • 各種評価用モジュール
  • ガス漏えい検知用モジュール

 
—検出対象成分
  • 二酸化炭素・オゾン・水素・アンモニア・可燃性ガス・毒性ガス
 
—展開例
  • 空気清浄機・エアコン・自動車・ガス検知器

完成品

  • オーラルクロマ (歯科用口臭測定器)
  • SGC (センサーガスクロマトグラフ)




—展開例
  • 呼気チェッカー(口臭、アルコール)
  • 電池駆動ガス検知器・冷媒検知器・呼気分析装置

要素技術

ガスセンシングに必要な設計技術のすべてを保有

要素技術ガスセンサーイメージ

近年、半導体式を始めとするガスセンサーとその応用製品は高感度化・高精度化が進み、その利用範囲も多岐にわたっています。しかし、目的のガスを精度よく感知するためには、センサー単体の技術だけが優れていても実現できません。

当社ではガスセンサー単体からモジュール、チェッカー、分析機器という最終製品まで全ての製品を開発・生産しています。ガスセンシングに必要な要素技術全てを保有することで、防災・環境・健康・医療・計測・車載といった広範にわたる領域で、高感度、高精度、簡便、高信頼性といったお客さまのご要望にお応えする製品を実現しています。

ガスセンサー設計技術

材料作製 

ガスセンシングの根幹

対象ガスの特性に合わせたセンサーを、独自に調合した材料で作製しています。材料合成はガスセンシングの根幹となる部分であり、Nisshaグループのエフアイエス株式会社(以下、FIS)が培ったノウハウが大きく活かされています。

微細加工

小型、省電力センサーの開発

センサーの微細化は省電力化、低コスト化、応答速度の向上や応用範囲の拡大といった多くのメリットをもたらす重要な技術です。FISでは電極加工、感ガス体形成などに独自の微細加工技術を駆使し、MEMSガスセンサーを始めとする小型、省電力センサーを開発・生産しています。

※ MEMS…Micro Electro Mechanical Systemsの略称

設備設計

生産設備を独自設計

FIS工場

微細加工をはじめとするガスセンサーの生産には、特殊な作業と設備が必要です。FISでは感ガス材料自動塗布装置など、生産設備も自社で独自設計することで、他社には真似のできない小型化、高性能化と高信頼性を実現しています。

製品設計技術

構造設計

製品ごとの最適設計

ガスセンシング製品は配管ひとつとっても意味があります。製品の目的に合わせて構造、配置、材質などさまざまな面を考慮した最適設計を行うことで、独自の性能を持たせることが可能です。

制御回路設計

高感度低ノイズを実現

ガスセンサーの高感度化に伴い、周辺環境から受ける影響も大きくなるという課題があります。このノイズを抑制する手段として制御回路の設計は重要です。また、ソフトウェアを含めた製品の使いやすさという観点でも回路設計の重要性は高いといえます。FISでは回路設計を独自に行うことで、多種多様なセンサーの長所を活かし、短所をカバーした製品を提案可能です。

ソフトウェア開発

専門的な知識がなくても安心してお使いいただけるように、FISでは製品に合わせたソフトウェアの開発も自社で行っています。お客さまのご要望に応じたカスタマイズも実施しています。

お問い合わせ

ご要望やご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。

Page top