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社員インタビューInterview

NISSHAで働く社員は、どのように仕事に取り組み活躍しているか。
その一端をご紹介します。

ものづくりの全工程をマスターし
次世代医療を支える製品開発を目指す

森田さんは、メディカル領域での仕事を望んで入社。ディバイス事業部で製品開発から生産技術、品質保証とものづくりに必要なプロセスを包括的に習得し、最初の希望通り医療関係の製品開発に取り組んでいる。

メディカルテクノロジー事業部 プロジェクトマネジメント 森田 淳平 生体分子工学専攻修了 2010年入社

私の仕事・入社の理由 入社時の望みをかなえてメディカル事業部へ

 NISSHAを志望した理由は、メディカル系のプロジェクトに関わりたかったからです。ところが入社直後にプロジェクトがいったん解散となり、ディバイス事業部に配属されました。そこで開発担当として、フォースセンサーの基礎設計から材料開発に携わりました。開発製品が量産段階に近づいてきた段階で技術部に異動、今度は生産の安定化とコスト削減に努めました。さらに現場での工程改善を経て、最後は製品の品質解析とリスクマネジメントに関わります。結果的に1つの製品について、初期段階の開発から最終段階となる品質保証まで幅広い工程に携わり、プロジェクトマネジメントに求められる素養を身につけることができました。

 その後メディカルテクノロジー事業部に移り、現在はお客さまと共同で医療関連の新製品開発に取り組んでいます。このプロジェクトにおける私の役割は2つあります。1つ目はプロジェクトマネジメントの立場から、開発を進めるために必要な「ヒト・モノ・カネ」を社内で調達し、お客さまとのスケジュール調整や技術折衝を行っています。2つ目はエンジニアとして、お客さまの要求を低コストで実現する手法を考案し実行していきます。新製品の仕様をお客さまと刷りあわせ、試作品の製品設計と工程開発及び生産をほぼ一人でこなす日々は、充実感に充ちています。開発はコンペですから、受注するには競合他社との厳しい競争に勝たなければなりません。けれど、そこを突破できれば自分が企画から関わった製品が人々の健康に役立つので、強いやりがいを感じます。

NISSHAの魅力 OJTでの学びが成長につながる

 冒頭でお話した通り、初期配属は志望とは異なる事業部でしたが、そこでの仕事を通じてものづくりのイロハを包括的に学ぶことができました。ここで学ぶことができたことは大きく2つにまとめることができます。第1は事前検証の重要性です。これに関しては新人時代に貴重な経験をしました。材料Aと材料Bの組み合わせ、材料Bと材料Cの組み合わせに問題がなかったので、材料Aと材料Cを組み合わせても問題は起こらないと勝手に判断して進めたところ、想定外の不具合が出て一から作り直しとなったのです。このアクシデントにより、ものづくりに取り組むときの事前検証の大切さを肝に銘じるようになりました。

 第2は、お客さまの要望を常に先読みしてものごとを進める姿勢です。打ち合わせに臨むときに必要な資料を用意するのは当たり前ですが、その次のステップで必要となるアクションも先読みして次の提案内容を準備していくのです。そのためには常にお客さまの求められる一手を予測する必要があり、ひいては仕事の全体像をいつも頭の中で描いておかなければなりません。このひと手間をかけることで、お客さまと同じ方向を目指して進んでいる実感が高まると共に、より強く信頼してもらえるようになるのです。

今後の目標 技術力を活かして次世代の医療機器開発へ

 いま医療業界では、AI化が急速に進行しています。レントゲンやMRIなどの画像診断に機械学習が活用されるようになり、手術用ロボットなども医療現場で相次いで導入されています。そんな中での当社の課題は、AI化やロボット化の流れの中でこれまで培ってきたセンシングテクノロジーをいかに活用するか。例えば医療用ロボットへのバイタルセンシング技術の組み込みなどが考えられます。

 メディカル事業部発展のために、自分自身が医療関連の技術を学ぶ必要性を改めて感じています。医学部の学生になったつもりで医学書を読んで学び、社会的な問題解決を新たなビジネスに繋げたい。例えば内視鏡を使うときに医師が不便に思う部分を推察し製品開発のヒントにできないだろうか……。アイデアをふくらませる楽しさを日々実感しながら、次の新製品開発に取り組んでいます。

ある1日のスケジュール

平日
休日

夏に会社の仲間と北海道へ山登りに行った写真です。台風が来ていましたが登山日だけは晴れて、最高の景色を仲間と拝むことができました。

就職活動中のみなさんへの
メッセージ

 就職活動は、短期間で多くの企業を見ることができる、人生でただ一度のチャンス。社会勉強と受け止めて、可能な限り多くの会社を実際に訪問することを勧めます。ネットの情報だけで満足したりせず、必ず相手先まで出向いて社員の方と話をしてみましょう。入社後に仕事を円滑に進めるにはコミュニケーションが重要なカギとなります。会社訪問ではぜひ、その会社で自分がコミュニケーションしている姿を思い浮かべてみてください。うまく話せているイメージが得られるなら、そこがあなたにとって理想の就職先となるはずです。

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