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社員インタビューInterview

NISSHAで働く社員は、どのように仕事に取り組み活躍しているか。
その一端をご紹介します。

海外でお客さまと取り組んだ製品開発が
自分を飛躍的に成長させてくれた

グローバルに活躍できるエンジニアになりたい。そんな望みを持って入社した内藤さんは、海外トレーニー制度により北米に渡った。お客さまの事業所へ毎日のように訪問し、共同でものづくりに携わった。そこで培われたのは幅広い視野と高いコミュニケーションスキルだ。

ディバイス事業部 開発 内藤 友貴 自然科学研究科 物質生命化学専攻修了 2014年入社

私の仕事・入社の理由 材料科学の知見をものづくりに活かす

 大学院まで進んで身につけた材料の知識をものづくりの現場で生かし、製品化までの全行程に関わることができる。仕事の手応えをダイレクトに感じられる働き方に強い魅力を感じて入社しました。現在は、中小型タッチセンサーの分野で世界トップクラスの技術を誇る当社で、主力製品の次世代モデルの開発を担当しています。

 入社してからの5年間で、ものづくりに必要なプロセスすべてをひと通りは経験してきました。材料開発チームを皮切りに、先行開発では試作品づくりから量産用実機での生産と評価までに関わり、材料調達から生産プロセスの吟味、そして実際の工場での生産までを体験しています。この間に学んだのが、試作レベルと量産段階の間に潜む、ものづくりの大きな落とし穴です。小ロットの試作段階では見えてこなかった問題が量産体制に入ると浮かび上がり、同じ材料を使っているのにもかかわらず仕上がりが違ったり、歩留まりが悪くなったりするのです。

 また新人時代には試作段階で、予想もしなかったトラブルに見舞われたことがあります。お客さまへの提出期限が迫っていた段階でのトラブルで、なんとしても短期間で問題を解決しなければなりません。そのときに得た教訓が「時間がないときほど落ち着いて、論理的思考を突き詰めること」です。材料調達から生産に至る一連のプロセスを自分なりに再検討し、考えられる変数のなかでも影響力の強いものから優先的にチェックしていきました。PDCAサイクルを高速で何度も回し、最終的にお客さまに満足いただけるサンプルを提供して感謝してもらえたのは、新人だった自分にとって何よりの自信となりました。

仕事のやりがい・NISSHAの魅力 海外でお客さまと一緒に製品開発に取り組む

 NISSHAには、グローバルなビジネス環境で活躍できる若手人材育成を目的とする「海外トレーニー制度」があります。入社3年以降で社内選抜されれば、欧米やアジア諸国の海外現地法人に滞在し、担当業務を通じて専門的スキルや語学力を磨くことができます。

 私が制度の対象者となった時点で、タイミングよく北米のお客さまから技術者を派遣してほしいとの要請がありました。新規開発で注力したいテーマがあり、技術面でリアルタイムなフォローをしてほしいというリクエストです。そこで私が抜擢されて渡米し、3か月間毎日お客さまと直接やり取りをしながら開発を進めていきました。渡航前から電話会議は英語で行い、提出資料も英語で作成していたので、コミュニケーションはある程度何とかなるかとたかをくくっていました。しかし実際にお客さまとダイレクトに英語でやり取りするのは、やはりかなりハードな業務でした。会話の中で飛び交う専門用語を瞬時に理解するのはもちろん、相手の要望を正確に聞き取ったうえで直ちに英語で応答する能力が求められます。身近に頼れる人はおらず、日米間に時差があるため本社に助けを求めていては間に合いません。このときの体験が、とにかく一人で何とかする根性を養ってくれると同時に、仕事に必要な英語でのコミュニケーション能力を大幅に高めてくれました。

今後の目標 常にグローバルに思考できるエンジニアを目指す

 海外での生活により、日本とは異なる文化を深く体感できたのは、私の今後にとって貴重な経験となりました。これからのNISSHAに必要なのは、視野を広く持って海外のお客さまと協働してものづくりを進める姿勢です。グローバルな競争の中で勝ち残っていくためには、世界を視野に入れた製品開発が求められます。一例をあげるならAIの活用による工場の省人化や、解析の精緻化を活かした新たなものづくりなどが考えられるでしょう。個人的には、国内・国外といった区別をすることなくものごとを考えられる人間になりたいと思っています。

ある1日のスケジュール

平日
休日

会社の同僚と登山に行った際の写真です。
体を動かすことが好きなのと最近運動不足なので、休日はなるべく運動するように心がけています。登山以外にもバドミントンやバスケットボールなども同僚と楽しんでいます。

就職活動中のみなさんへの
メッセージ

 広く海外での活躍を目指すのなら、社会に出る前に英語力を鍛えておきましょう。英語でのコミュニケーション能力は、強力な武器になります。できれば少し長めに海外に滞在し英語力を磨くことをおすすめします。自分の就職活動を振り返ったとき、今でも役に立っているのが自己分析に徹底的に取り組んだことです。それまでの自分を振り返り、節目となるタイミングで自分が行った選択と、その理由を突き詰めると自分の意外な一面が見えてきました。過去を振り返り改めて自分を問い直す作業は、将来を考える基盤となります。

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