CEOメッセージ
株主・投資家のみなさまへ
株主・投資家のみなさまには日ごろよりご支援を賜り心から御礼申し上げます。
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2023年12月期の経営成績
2023年12月期のグローバル経済情勢は、景気は持ち直したものの、製造業においては、モビリティなど一部の産業を除き、インフレやコロナ特需の一巡などの影響により、製品需要が低迷する厳しい市場環境となりました。アメリカでは底堅い個人消費や雇用情勢を背景に景気は回復しましたが、ヨーロッパではインフレや金融引き締め、内外需の低迷などが重石となり景気が停滞しました。中国では内外需の減少や貿易摩擦の影響により、景気の回復が鈍化しました。わが国の経済については、低調な外需を受けて、電子部品などの生産活動が減退し、景気回復の動きは緩やかなものとなりました。
このような状況の下、2023年12月期の業績については、産業資材事業のモビリティ向けの製品需要が供給制約の緩和を背景に堅調に推移し、メディカルテクノロジー事業の開発製造受託(CDMO)の需要が活発な市場環境の下で拡大しました。一方で、ディバイス事業のタブレット向けの製品需要がコロナ特需の一巡などにより大幅に減退し、産業資材事業のサステナブル資材(蒸着紙)の製品需要がサプライチェーン在庫の調整長期化により低迷しました。これら需要の動向に加え、サステナブル資材を生産・販売する欧州子会社の割引率上昇を主因とするのれんの減損損失が利益を圧迫しました。
これらの結果、当期における連結業績は、売上高は1,677億26百万円(前期比13.5%減)、利益面では営業損失は38億17百万円(前期は95億20百万円の営業利益)、親会社の所有者に帰属する当期損失は29億88百万円(前期は101億40百万円の親会社の所有者に帰属する当期利益)となりました。
このような状況の下、2023年12月期の業績については、産業資材事業のモビリティ向けの製品需要が供給制約の緩和を背景に堅調に推移し、メディカルテクノロジー事業の開発製造受託(CDMO)の需要が活発な市場環境の下で拡大しました。一方で、ディバイス事業のタブレット向けの製品需要がコロナ特需の一巡などにより大幅に減退し、産業資材事業のサステナブル資材(蒸着紙)の製品需要がサプライチェーン在庫の調整長期化により低迷しました。これら需要の動向に加え、サステナブル資材を生産・販売する欧州子会社の割引率上昇を主因とするのれんの減損損失が利益を圧迫しました。
これらの結果、当期における連結業績は、売上高は1,677億26百万円(前期比13.5%減)、利益面では営業損失は38億17百万円(前期は95億20百万円の営業利益)、親会社の所有者に帰属する当期損失は29億88百万円(前期は101億40百万円の親会社の所有者に帰属する当期利益)となりました。
2024年12月期の見通し
2024年12月期のグローバル経済情勢については、インフレや金融引き締めの緩和、需要の循環的な回復などによる景気持ち直しの動きが期待されているものの、中国や欧州で停滞する経済動向、為替変動や地政学的リスクなどにより、景気の先行きは不透明なものとなっています。
このような状況の下、2024年12月期の業績につきましては、2023年に弱含んで推移したディバイス事業のタブレット向けや産業資材事業の蒸着紙などの需要が持ち直す見通しです。産業資材事業の加飾製品の需要は、モビリティ向けを中心に堅調に推移する見込みです。加えて、メディカルテクノロジー事業については、主力のCDMOで需要が堅調に増加するとともに、当期に買収を決定した企業の業績貢献が実現する見通しです。
これらの見通しから、売上高1,865億円、営業利益58億円、税引前利益54億円、親会社の所有者に帰属する当期利益37億円を見込んでいます。為替レートは1ドル=135円を前提としています。
このような状況の下、2024年12月期の業績につきましては、2023年に弱含んで推移したディバイス事業のタブレット向けや産業資材事業の蒸着紙などの需要が持ち直す見通しです。産業資材事業の加飾製品の需要は、モビリティ向けを中心に堅調に推移する見込みです。加えて、メディカルテクノロジー事業については、主力のCDMOで需要が堅調に増加するとともに、当期に買収を決定した企業の業績貢献が実現する見通しです。
これらの見通しから、売上高1,865億円、営業利益58億円、税引前利益54億円、親会社の所有者に帰属する当期利益37億円を見込んでいます。為替レートは1ドル=135円を前提としています。
2023年12月期 実績 |
2024年12月期 計画 |
|
---|---|---|
売上高 (百万円) |
167,726 | 186,500 |
営業利益 (百万円) |
▲3,817 | 5,800 |
税引前利益 (百万円) |
▲2,762 | 5,400 |
親会社株主の所有者に帰属する当期利益 (百万円) |
▲2,988 | 3,700 |
最後に
当社のMissionは「人材能力とコア技術の多様性」を成長の原動力に、高い競争力を有した特徴ある製品・サービスの創出により、お客さま価値を実現し、「人々の豊かな生活」の実現に寄与することを掲げています。このMissionのもと、当社グループの中長期の成長と企業価値の向上を目指してまいります。
株主・投資家のみなさまには、格段のご支援・ご鞭撻をたまわりますよう、よろしくお願い申しあげます。
株主・投資家のみなさまには、格段のご支援・ご鞭撻をたまわりますよう、よろしくお願い申しあげます。
2024年2月14日
代表取締役社長 兼 最高経営責任者
代表取締役社長 兼 最高経営責任者
代表取締役社長 兼 最高経営責任者
鈴木順也のご紹介
・出身: | 1964年 | 京都市生まれ |
---|---|---|
・略歴: | 1990年4月 | 株式会社第一勧業銀行(現株式会社みずほフィナンシャルグループ)に入行 |
1998年3月 | 日本写真印刷株式会社(現NISSHA株式会社)に入社 取締役、常務取締役、専務取締役、取締役副社長を経る |
|
2007年6月 | 代表取締役社長に就任(現職) | |
・座右の銘: | 「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」 |