社長メッセージ

NISSHA株式会社 代表取締役 兼 最高経営責任者 鈴木 順也

株主・投資家のみなさまへ

株主・投資家のみなさまには日ごろよりご支援を賜り心から御礼申し上げます。

2018年12月期第1四半期の経営成績

2018年12月期第1四半期におけるグローバル経済情勢を振り返りますと、アメリカでは個人消費や設備投資の増加などにより景気の回復が継続しました。欧州ではイギリスのEU離脱問題などに伴い先行きに不透明感があるものの、景気は緩やかに回復しました。中国をはじめとするアジア新興国の景気は持ち直しの動きがみられました。わが国の経済については、景気は緩やかな回復基調を続けていますが、海外経済の不確実性や為替変動リスクなどには引き続き留意が必要です。
当社グループは、2018年1月1日から運用を開始した第6次中期経営計画において、コンシューマー・エレクトロニクス(IT)、自動車、医療機器、高機能パッケージ資材の4市場を重点市場と定め、これまでに獲得・構築した事業基盤を最大限に活用したグローバルベースの成長戦略の実現により、事業ポートフォリオの組み換え・最適化をさらに発展させたバランス経営の完成を目指しています。当第1四半期連結累計期間の業績は、概ね想定通りに推移しました。産業資材やメディカルテクノロジー事業の製品需要は堅調に推移したものの、主力のディバイス事業では製品需要の低迷により、力強さに欠ける展開となりました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は363億14百万円(前年同期比6.9%増)、利益面ではEBITDAは5億15百万円(前年同期比12.7%減)、営業損失は18億29百万円(前年同期は22億73百万円の営業損失)、経常損失は36億63百万円(前年同期は26億42百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は36億12百万円(前年同期は40億53百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。

*前連結会計年度より決算期を3月31日から12月31日に変更しました。これに伴い、決算期変更の経過期間である前連結会計年度は2017年4月1日から2017年12月31日までの9カ月間となっています。このため、当第1四半期連結累計期間の業績は前年同一期間である2017年1月1日から2017年3月31日までの業績と比較しています。

2018年12月期第2四半期以降の業績見通し

2四半期連結累計期間および通期の業績予想につきましては、為替動向を含む当第1四半期の実績を踏まえたうえで、最新の製品需要の動向を考慮し、2018510日付で下記の通り業績の下方修正を行いました。売上高は、主力のディバイス事業における第2四半期の製品需要がスマートフォン向けを中心に当初想定を下回る見通しであることから前回予想を下回る見通しです。これに伴い、EBITDA、営業利益は前回予想を下回る見通しです。経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は、営業利益の下方修正に加え、当第1四半期に計上した為替差損の影響などにより前回予想を下回る見通しです。
  前回発表予想 今回修正予想
  第2四半期連結
累計期間
(2018年1-6月)
通期 第2四半期連結
累計期間
(2018年1-6月)
通期
売上高 (百万円) 81,000 227,000 71,000 217,000
EBITDA(百万円) 3,500 24,800 △1,300 20,000
営業利益(百万円) △1,300 15,000 △6,100 10,200
経常利益(百万円) △1,500 14,500 △7,000 9,000
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) △2,400 11,000 △7,400 7,000
1株当たり当期純利益(円) △47.40 217.23 △146.86 138.92

第6次中期経営計画について

当社は、印刷技術に積層、コーティング、ラミネーション、成形、パターンニングなどの多様な技術要素を融合させながら常にコア技術の拡充を図り、特徴ある製品群を創出するとともに、対象市場の多様化、グローバル市場への進出などを通じて事業領域を拡大してきました。現在、当社は事業ポートフォリオの組み換え・最適化による成長を経営戦略の中軸に据えています。
先の第5次中期経営計画の期間(2015年4月~2017年12月)では、IT市場向けへの製品開発、生産能力の拡張により大型受注を獲得したほか、事業ポートフォリオの組み換え・最適化を目指した積極的なM&A戦略の実践により、自動車市場における事業拠点の拡充、医療機器市場、高機能パッケージ資材市場への新規事業参入を実現しました。事業領域の拡大に伴い、国内外の事業拠点は50カ所を超え、海外に勤務する社員の割合は半数を超えるに至りました。
これを引き継ぐ第6次中期経営計画(2018年1月~2020年12月)は、コンシューマー・エレクトロニクス(IT)、自動車、医療機器、高機能パッケージ資材の4市場を重点市場と定め、これまでに獲得・構築した事業基盤を最大限に活用したグローバルベースの成長戦略の実現により、事業ポートフォリオの組み換え・最適化をさらに発展させた「バランス経営の完成」を目指します。当社グループは2020年12月期の連結業績において、4つの重点市場の構成が売上高、EBITDA、営業利益のそれぞれにおいて最適に分散し、かつそれぞれの数字が過去最高を更新するビジョンを掲げます。

*当社グループではグローバルベースの事業拡大や海外連結子会社の増加などの状況を踏まえ、第6次中期経営計画の運用開始に合わせて新たにEBITDAを主要な収益指標に採用することとしました。なお、EBITDAは、営業利益+減価償却費+のれん償却額としています。

最後に

私たちは、世界に広がる多様な人材能力と情熱を結集し、継続的にコア技術の拡充を図ること、グローバルベースで市場のニーズを捉え、他社にはできないものづくりを通じて付加価値の高い製品・サービスを提供すること、そして人々の豊かな社会を実現することが、当社グループが果たすべき使命だと考えています。こうした理念のもと、第6次中期経営計画を強力に推進し、一層の企業価値の向上に努める所存です。
株主・投資家のみなさまには、引き続き当社グループの取り組みにご注目いただきますようお願い申し上げます。
 
2018年5月10日
代表取締役社長 兼 最高経営責任者

代表取締役社長 兼 最高経営責任者
鈴木順也のご紹介

・出身:1964年      京都市生まれ
・略歴:1990年4月 株式会社第一勧業銀行(現株式会社みずほフィナンシャルグループ)に入行
    1998年3月 日本写真印刷株式会社に入社
                           取締役、常務取締役、専務取締役、取締役副社長を経る 
           2007年6月 代表取締役社長に就任(現職)
・座右の銘 「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」

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