CO2排出状況と排出削減の取り組み

CO2排出量の削減目標

サステナビリティビジョンの実現に向けた具体的な活動として、代表取締役社長を委員長とするサステナビリティ委員会のもとに気候変動への対応をテーマにタスクフォースを設置し推進しています。タスクフォースでは、ビジョンの達成に向け、当社のスコープ1、2におけるCO2排出量を年率3%削減するアクションを推進するとともに、スコープ3について、カテゴリーの特定やサプライチェーンにおけるCO2排出量の算定を進めています。

当社グループは、これらの取り組みをグローバルベースで推進し、CO2排出量削減にかかる世界の潮流を見極めながら、さらに野心的な目標の設定を視野に入れて取り組んでいきます。

CO2排出状況の概要

当社グループのCO2排出量削減目標と実績 (スコープ1,2)

当社グループのCO2排出量削減目標と実績 (スコープ1,2)

排出削減の取り組み

国内NISSHAグループでは、電力使用によるCO2削減対策として、2022年1月より産業資材事業の生産拠点であるNISSHAインダストリーズ株式会社甲賀工場の電力を100%再生可能エネルギーに切り替えるとともに、2022年9月からは、ディバイス事業の生産拠点であるNISSHAプレシジョン・アンド・テクノロジーズ株式会社加賀工場の電力の一部を再生可能エネルギーに切り替えました。また、2023年中にはNISSHAプレシジョン・アンド・テクノロジーズ株式会社加賀工場、姫路工場の電力を100%再生可能エネルギーに切り替える予定です。

また、海外拠点では、2018年より、産業資材事業部の生産拠点である日写(昆山)精密模具有限公司(中国)で太陽光発電を継続して運用しているほか、Nissha Metallizing Solutions N.V.(ベルギー)の電力の一部を風力発電に置き換えました。Nissha Metallizing Solutions S.r.l.(イタリア)では、2022年に太陽光発電を導入したほか、2023年に入りコージェネレーションシステム※を導入し、ガスの燃焼を通じて発電し、その際に生じる排熱を温水や冷水に利用するなど有効活用しています。

このほか、照明のLED化や老朽化した設備を省エネルギー設備へ更新するなど、電力使用量を抑制する施策を取っています。さらに、スコープ3把握にも取り組みを進めています。

※電気と熱を同時に発生させる発電供給システムの総称。ガスなどを駆動源にした発電機によって電力を生み出すとともに、その際の排熱を給湯や冷暖房などに利用するシステム。

Page top