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社員インタビューInterview

NISSHAで働く社員は、どのように仕事に取り組み活躍しているか。
その一端をご紹介します。

多彩な事業を通して、ものづくりの最前線を切り拓く

谷垣さんは高校卒業後にNISSHAグループの生産拠点であるNISSHAインダストリーズ株式会社(以下、NISSHAインダストリーズ)に入社した。学生時代に学んだ電子工学を生かして、NISSHAのグローバルなものづくりを現場で支える技術者となった。多種多様な製品づくりに携わり、持ち前の好奇心を武器に活躍の場を広げている。

NISSHAインダストリーズ株式会社 生産 谷垣 貴紀 工業高等学校 創造技術科 電子コース 2018年入社

私の仕事・入社理由 高校で学んだ電子工学と趣味を生かし、
グローバルな事業を現場で支える技術者に

 私は、NISSHAインダストリーズのDTPオペレーター*¹として働いています。NISSHAインダストリーズは、自動車内装や家電などに使用される加飾フィルム・成形品の生産を手がけるとともに、フィルムにコーティング、スリット、グラビア印刷*²、蒸着(金属を蒸発させ、フィルムに付着させる表面処理の技術)など、さまざまな加工を行っています。
 私が従事しているのは、主に家電や自動車内装パーツを彩るために絵柄をデザインした加飾フィルムのデジタルデータを、印刷・成形に最適なものとなるよう加工・補正する仕事です。例えば、自動車の内装に木目やメタリック調の意匠を施すとします。これらの色柄はデータ上でデザインされますが、画面上で再現される色と印刷に使用するインキの色は当然異なります。また絵柄を印刷したフィルムを樹脂と組み合わせて成形品にしたときには、質感が変化します。私たちは技術者として、お客さまや社内の関係部門とやりとりを重ね、理想的な意匠を印刷で表現していきます。

 私は、高校卒業後すぐにNISSHAインダストリーズへ入社しました。高校では電子工学を学びました。また、長い間趣味でPCソフトを使ってイラストを描いたり、音声合成をしたりしてきました。学生時代に培った専門的な知識や好きなことを生かして働きたいと考えていたとき、NISSHAグループに出会い、DTPオペレーターという仕事があることを知って、「これだ!」と感じました。
 たくさんの求人を目にしましたが、とりわけNISSHAグループの展開するものづくりの規模と、高い技術力に惹かれました。NISSHAのお客さまはグローバルに広がっており、自動車、家電、IT機器などの業界を代表するリーディングカンパニーばかりです。私もぜひ、グローバルな事業を支える一員になりたいと思い、入社を決めました。

*¹DTP(Desk Top Publishing)オペレーター:デザイナーが作成した案を印刷に適したデータとなるように加工・補正する職種
*²グラビア印刷:凹版印刷(版に凹みを作ってそこにインキを流し込み、紙やフィルムに印刷をする方式)の一種で、細かい濃淡を表現するのに優れている

仕事のやりがい・NISSHAの魅力 多種多様な製品づくりを通し、
豊富な知識と技術を身につけられる環境

 私たちの扱う製品はIT機器や自動車の部品として採用されています。機能性や特殊な色調表現、加工が常に求められます。印刷だけではなく、成形、デザインといったものづくりの工程全体について、総合的な知識と技術を身につけていくことは、とても楽しいです。私は高卒入社ですが、NISSHAグループでは、大卒と変わらない待遇と成長の機会があります。
 NISSHAグループは、医療機器、モビリティ(自動車)、家電、化粧品などの市場に多種多様な製品を提供し、お客さまの高いレベルの要求に技術力を尽くして応えます。同じ作業を機械的にくりかえすのではなく、多岐にわたる案件に対して、一人の技術者として「何ができるか?」をゼロから考えることができる点に魅力を感じます。時には「本当に実現できるだろうか?」と感じてしまうような依頼もありますが、社員一丸となって、お客さま満足を実現しようと取り組んでいます。難しい事案に対して適切な判断と対応ができたときには、達成感もひとしおです。

 入社して4年以上が経ち、私自身の携わった製品が家電量販店や文具店に並んでいる姿を目にする機会が増えました。店頭に並んでいる製品を見ると、「これは私が作った製品」と、本当にうれしくなります。成果物を目に見えるかたちで世の中に提供し、社会で誰かの役に立っていると実感できることは、この仕事の大きなやりがいです。

今後の目標 好奇心を原動力に、会社と自分の可能性を切り拓く

 コア技術(加工技術)を生かして事業を広く展開しているNISSHAグループは、一人ひとりの社員にとっても活躍の選択肢が多く、私たちの可能性を大きく広げてくれます。また、部門を越えたコミュニケーションが活発なので、私も単なる画像処理の作業者ではなく、プロジェクトのメンバーとして幅広い業務に関わっているという実感があります。
 さまざまな製品や事業に携われるということは、数多くの目標を見つけられるということです。好奇心旺盛でいろいろなことに興味を持つタイプの私には、まさに最適な環境です!いまは多様な製品づくりを通してオペレーターとしての知識や技術に磨きをかけている勉強中の身ですが、いずれは他の部門へのローテーションなどの機会も生かして、自分の能力を高めていきたいです。何よりも、楽しく仕事に取り組み、成果につなげたいと思います。

ある1日のスケジュール

平日
休日

休みの日は、家でゲームすることもあれば、サイクリングで1日100kmくらいの道のりを走ることも。地元の子ども向けのクラブで、ボランティア講師として科学やものづくりのワークショップをすることもあります。

就職活動中のみなさんへの
メッセージ

 仕事を探すときは、自分が「面白い」「楽しい」と思える方向に進むことが一番大切だと、経験を通して実感しています。100%理想どおりの仕事に出会うことは簡単ではないかもしれませんが、仕事を面白いと感じることができれば、苦難にあっても乗り越える大きな力になります。まずは好きなことや面白いと思えるものを出発点にして、それらを仕事で生かすために必要な技術や資格はなんだろう?と考えてみるのはいかがでしょうか。そのようにスキルを身につけていくことで、思わぬ形で自分の可能性が広がっていくと思います。

※登場する人物の会社名、所属、役職、氏名は、特に注記のない限り、取材・編集時点のものです。

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