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社員インタビューInterview

NISSHAで働く社員は、どのように仕事に取り組み活躍しているか。
その一端をご紹介します。

「世界基準となる革新的技術を開発したい」NISSHAには挑戦する社員を後押ししてくれるベストな環境がある

松本さんはキャリア採用でNISSHAに入社。他社で仕事を経験したからこそNISSHAの技術力の高さ、エンジニアにとって恵まれた環境であることがわかると話す。世界基準の技術を開発するという大きな目標を胸に日々の業務に取り組む。

産業資材事業部 開発 松本 淳 工芸科学研究科 物質工学専攻 修了 2021年入社

入社の理由・今の仕事 お客さまに近いものづくりを志向してNISSHAへの転職を決意

 NISSHAの産業資材事業部は、さまざまな素材の表面に絵柄や機能などの付加価値を与える独自技術を用いて「Nissha SurfaceWorks(サーフェスワークス)」というブランドを掲げて事業展開しています。その中で私は、自動車の内装・外装パーツや家電製品の外装パーツなどに広く使用される加飾フィルムの開発に携わっています。製品の顔となる部分に使用されることが多いため、デザインや機能(肌触り、防指紋、抗菌、ハードコートなど)といったお客さまニーズを具現化するために、性質の異なる材料の層を重ねることにより、独自の加飾フィルムを開発しています。また最近は、環境負荷の低減、生産性向上に貢献するために加飾フィルム向けの材料開発にも取り組んでいます。

 私は、キャリア採用でNISSHAへ入社しました。以前はインキメーカーの開発職として、印刷用インキの材料開発に従事していましたが、私の仕事がどのような最終製品につながっているのかが見えづらく、やりがいを感じることが困難な状況でした。そして次第にお客さまニーズを目に見える形で実現できるようなものづくりをしたいと思うようになりました。実は、NISSHAのことは学生の頃から知っていました。視覚的な美しさにこだわる、技術力の高い会社として興味を持っていたのです。転職活動に際して改めて企業研究を行う中で、これまでの知見を生かしながら、よりお客さまに近いものづくりができるNISSHAこそが自分にぴったりの企業だと思うようになりました。

 入社して感じたのは、NISSHAは私の想像以上に技術力が高く、難易度の高いものづくりに取り組んでいる企業だということでした。NISSHAは1929年の創業以来培ってきたコア技術を生かして、多様な市場のニーズに応える特徴ある製品・サービスを創出し、それぞれの時代における社会課題の解決に貢献してきました。NISSHAが提供する製品のデザイン・外観はとても美しいのですが、その裏の開発の過程としては、複雑な調整など試行錯誤を繰り返し、最終工程に至るまで独自技術に基づく緻密なものづくりが行われている。この事実に感銘を受けました。このように確固たる技術をベースに新たな技術開発に挑戦し続けられるのは、まさにエンジニアにとって理想的な環境です。もちろん多くの苦労もあります。その中でも自分の中の情熱の炎を燃やしながら開発業務を楽しんでいます。

仕事のやりがい・NISSHAの魅力 多分野のプロフェッショナルと刺激し合うことで、実力以上の力が発揮できる

 私のような化学系のエンジニアが活躍できる領域といえば、一般的に製品に使われる材料や原料を生み出す仕事がイメージできると思いますが、目に見える形でものづくりに携われることがNISSHAの魅力です。自動車内装や家電製品、さらには文房具、化粧品にいたるまでさまざまな製品の顔(キーパーツ)として使用されるNISSHAの加飾フィルム・成形品。消費者の反応を直接目にすることができるのが、私にとって、仕事のやりがい、モチベーションとなっています。

 技術、対応力、スピード感、すべての点において、この業界でNISSHAが世界一だと私は思っています。それを支えるのが、社内にいるさまざまな分野のプロフェッショナル。前職では開発した製品を営業担当者に渡すまでが仕事でしたが、NISSHAでは、デザイン部門、設計部門、工場の生産部門など、さまざまな部門の社員と関わり協力しながらものづくりができるので、自分の実力以上の力が発揮できます。例えば、材料選定において、私はエンジニアの視点で機能に着目したアプローチを行いますが、デザイン部門の視点では、見た目や肌触りなどの感性を重視した提案があるなど、同じものに対して別の見方があることを発見できました。また、生産部門の声を聞くことによって、生産工程ならではの視点を学ぶことができ、それが次の開発へと生かされていく。各分野のプロフェッショナルから日々刺激を受けながら仕事をする中で自分自身も大きく成長ができる、それがNISSHAの魅力だと思います。

今後の目標 失敗を恐れない環境で、革新的技術の開発に挑戦したい

 仕事をする上では、常に乗り越えなければならない技術課題が多く存在します。不良品削減や、さらなる生産性向上のために革新的技術を開発することが目標です。すでにいくつかのテーマを設定し、取り組みをスタートしています。まだまだ勉強中ですが、インキメーカーでの開発経験を活かし、自分ならではの発想で、他社がまねできないものづくりを推進していきたいと考えています。

 私がいつも心がけているのは、セオリーをはずれた考えも大切にするということ。簡単に思いつくもの、段階を踏めば誰もがたどりつくような答えは、すぐに競合他社が現れて上書きされてしまいます。セオリーから少しはずれたアイデアを一つ加えることによって、誰も発想しなかったものができると私は信じています。私たちの仕事は、絶対的な正解というものはなく、答えを出すのに時間がかかり、失敗も少なくありません。しかしNISSHAには、たとえ失敗してもそれを次に生かせばよい、前を向いてまた頑張ろう、失敗を恐れずにチャレンジしようという社風があります。挑戦する人を後押ししてくれるベストな環境がある。それがNISSHAという企業です!

ある1日のスケジュール

平日
休日

社内のテニス部に所属しています。普段の仕事では接することのない他部門の老若男女さまざまなメンバーと話せるのは楽しいですよ。中学まで野球をやっていたので、野球観戦も好きです。月に2回は、京セラドーム大阪でオリックスの応援をしています。

就職活動中のみなさんへの
メッセージ

 私は周囲の人に恵まれ、良い環境で働くことができています。「誰と働くか」は、「どんな仕事をするか」と同じくらい大切だと思います。興味を持った企業があれば、会社説明会でもOB訪問でもいいので、できるだけ多くの社員に会って、仕事に対する価値観や向き合い方など、自分なりのポイントとマッチするか確かめることをおすすめします。未来の自分のために精一杯足を使い、後悔しない選択をしてください。

※登場する人物の会社名、所属、役職、氏名は、特に注記のない限り、取材・編集時点のものです。

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