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社員インタビューInterview

NISSHAで働く社員は、どのように仕事に取り組み活躍しているか。
その一端をご紹介します。

失敗を恐れず挑戦を続けて
海外トレーニーへ
自分の成長を会社の成長へつなげたい

燃料電池自動車*に搭載するガスセンサー(水素ディテクター)の海外営業を担当する中子さん。仕事を通して「失敗を恐れず挑戦する」というNISSHA のマインドを実践してきた。
希望していた海外トレーニー派遣が決定し、さらなる飛躍を目指している。

*燃料電池自動車:FCV(Fuel Cell Vehicle)燃料電池内で水素と酸素の化学反応によって発電した電気エネルギーで、モーターを駆動し走行する自動車。

ディバイス事業部 営業/プロジェクトマネジメント 中子 和音 教育学部卒業 2021年入社

入社の理由・今の仕事 海外のお客さまへ、燃料電池自動車に不可欠な製品を届ける

 「変化を進化・成長に」というNISSHAのキャッチフレーズに共感したことが入社のきっかけになりました。紙の印刷から始まり、その技術を生かして、産業資材・ディバイス・メディカルなど幅広い領域で事業をグローバルに展開するNISSHA。時代のニーズに合わせて変化しながら大きく進化を遂げてきた歴史に感銘を受けました。コロナ禍で生活が一変し、私自身も変化に対する恐れを抱いていた時期だったので、NISSHAの「変化を進化・成長に」という姿勢に背中を押されたように感じました。

 NISSHAの主力製品の一つが気体を検知するガスセンサー、今後の成長が見込まれています。その中で私は現在燃料電池自動車の水素ガス漏れを検知する水素ディテクターの営業を担当しています。水素は一定の濃度を超えると引火する危険のある可燃性ガスの一種で、無色無臭の気体です。水素を利用する燃料電池自動車にとって、水素ディテクターは、万が一の水素ガス漏れを検知して人命を守るために必要不可欠な製品です。日本では燃料電池自動車がまだあまり普及していないので、お客さまはほとんどが海外。オンラインミーティングを活用し、営業活動や打ち合わせ、問い合わせへの対応などを行っています。

参考:水素社会に貢献するNISSHAの製品

 私が主に担当する欧州のお客さまにとっても英語は外国語。お互いに母国語ではない言語で、しかもオンラインでコミュニケーションをとるのはなかなか大変です。最初は聴き取れずに苦労し、雑談もできずにお互いの距離の縮め方を難しく感じていましたが、最近は、日本語をそのまま英語にするだけではなく、相手に合わせてメッセージの伝え方を工夫するなど、うまくコミュニケーションを取るためのポイントが分かるようになってきました。こういった海外の方々とのやりとりから文化や価値観の違いを肌で感じることができるのも海外営業の面白さだと思います。

仕事のやりがい・NISSHAの魅力 メイン担当として大きな仕事をやり遂げたことが自信に

 NISSHAには「失敗を恐れず挑戦する」というマインドが根づいていると感じています。私にも本当に多くのチャンスが与えられました。印象的だったのは、営業部門に配属後わずか半年で、フランスの有名自動車メーカーのプロジェクトのメイン担当を任されたことです。当時は今のように英語を話すことができず、フランスのお客さまと話すのも初めて。最初は不安で、打ち合わせの度に緊張していました。

 それでもお客さまの要望に粘り強く対応し無事に量産までこぎつけることができたのです。これは、メイン担当である私の意思を尊重しながら、サポートに徹してしてくださった上司や先輩のおかげにほかなりません。私の考えを聞き入れながら、必要なことはその都度丁寧に教えてくださったので、OJT(職場教育)を通じて実務をしっかりと学ぶことができ、一つひとつの経験が大きな財産になり、海外営業としての自信にもつながりました。さらに光栄なことに、2022年NISSHAグループ社員表彰において「ニューホープ賞」(失敗・変化を恐れずプロアクティブに行動する若手社員に贈られる賞)を受賞することができました。ご指導・サポートいただいた周囲の方々に感謝しています。

 また、ドイツの展示会に出展して製品のPRを行うという新たな挑戦も行いました。NISSHAの水素ディテクターは、優れた品質と採用実績で他社をリードしていますが、燃料電池自動車の市場はまだまだ発展途上にあります。展示会を通して、今、お客さまがどのような製品を求めておられるのかを知り、その情報を技術部門にフィードバックすることで、より良い製品の開発に生かすことができればと考えています。自動車業界にとって100年に1度の変革期と呼ばれ、車のあり方が変わりつつある今、時代の最先端に関わることに喜びを感じながら仕事をしています。

今後の目標 海外トレーニーとして、変化の大きいグローバル市場の生の情報を日本の本社に届けたい

 入社時から将来の海外拠点での勤務を希望し、当社の海外トレーニー制度*に関心を持ってきました。展示会のためにヨーロッパに2週間滞在した際に、日本と海外では文化などの違いからビジネスに対する考え方も大きく異なることを実感しました。だからこそ、実際に海外の現地で生活し仕事をして、現地の考え方を理解したいと思ったのです。
 そのために会社の自己啓発補助制度*を利用して、毎朝オンラインレッスンで英語を勉強してきました。また、海外のお客さまとの打ち合わせにおいては、先輩社員の話し方、単語の選び方、雰囲気の和ませ方などをよく観察し、自分のものにできるよう心がけてきました。
 そして今回、社内の海外トレーニー公募に立候補し選考を経て、2024年春から1年間ドイツに派遣されることが決定しました。現地のお客さまの近くで働き距離を縮めることによって、お客さまが本当に必要とされていることは何か、燃料電池自動車の市場ではどのような動きやニーズがあるのかを肌身で感じて理解を深め、成果につなげることで自己成長を実現し、会社の成長の一助になりたいと考えています。

*海外トレーニー制度:グローバルなビジネス環境で活躍できる若手人材の育成を目的とした制度。入社3年以降に社内選抜の上、6カ月~1年間派遣されます。欧米やアジア諸国の海外現地法人で担当業務を通じて専門的スキル、語学力、異文化適応能力の向上を図り、将来の海外駐在員候補を含むグローバルリーダーを養成します。

*自己啓発補助制度:社員が自主的に勉学の場を求め、会社業務に関連した知識の習得または教養を高めることを目的として、自己啓発を支援する制度を設けています。社員が学びたい内容に合わせた通信教育やe-Learningなどを自由に選択し、学習することができます。さらに修了者には費用の半額を補助しています。

ある1日のスケジュール

平日
休日

大学のラクロス部の仲間と、後輩の試合を見に行ったり、野球やバスケなどプロスポーツの観戦に行ったりして過ごすことが多いです。全員スポーツを経験しているからこそ、プロのアスリートの、自分たちとは次元の違うすごさについて語り合いながら観戦するのが楽しいですね。

就職活動中のみなさんへの
メッセージ

 大企業からスタートアップ企業まで、世の中には本当にたくさんの会社があります。就職活動では、どうしても有名企業に注目しがちかもしれませんが、就職先を選ぶ上では、それよりも、「自分はどんな人になりたいのか」をまずイメージすることが大切だと思います。なりたい人になるためにはどんなスキルや経験が必要かを考えれば、この会社でそれを身につけられるのか、望ましい経験を積むことができるのか、という視点で会社選びができるようになると思います。未来の自分をイメージしながら就職活動に臨んでください。

※登場する人物の会社名、所属、役職、氏名は、特に注記のない限り、取材・編集時点のものです。

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