人事制度

NISSHAグループは市場環境の変化を事業機会と捉え、人材能力とコア技術の多様化を原動力に、お客さまへの価値提案を向上させ成長を続けてきました。こうした変化による成長はNISSHAの経営戦略の根幹にあり、人事基本方針には経営戦略と人事戦略が同期すべきものであることが明瞭に示されてます。

当社グループの人事戦略が目指すところは、お客さまへの価値提案を向上させる人材能力を育成することです。私たちのお客さまはグローバル企業が多く、私たちはお客さまが展開する製品の重要なパーツをカスタマイズで手掛けます。そのためにはお客さまの課題を的確に捉え、当社の加工技術を組み合わせ、安定した製品品質を保持し、お客さま価値を実現するような一連の提案力と課題解決力を有した人材能力とチームワークが必要となります。

私たちの仕事は、国や地域を超えてグループ会社が連携し、多様な人材能力が協力することで成立しています。お客さまへの価値提案を向上させるためには、専門性や得意分野の異なる多様な人材が結集しチームとして活躍する必要があり、同時に彼ら個々人が高いモチベーションを保持していることが重要です。

当社グループの人事関連のさまざまな制度や人材育成は「価値提案の向上」、「多様な人材の活躍」、「社員エンゲージメントの向上」を起点としています。

人事基本方針

NISSHAグループは、事業環境の変化を成長機会と捉え、「多様な人材能力と情熱」の結集により、会社と社員がともに成長することを目指します。
  1. Nissha Philosophyを体現し、事業活動を通じて社会に貢献する人材を育成します。
  2. 社員の多様性を尊重し、個性や強みを活かします。
  3. グローバルなチームワークで成果を出すことを重視します。
  4. 主体的な行動や前例にとらわれない変革を奨励します。
  5. 充実した研修制度とチャレンジングな成長機会を提供します。
  6. 社員が安心して働くことのできる活気ある職場を作ります。
NISSHA株式会社
代表取締役社長 兼 最高経営責任者
鈴木 順也

制定 2021年1月1日
改訂 2022年5月1日

人事制度

当社グループでは会社の成長は社員の成長、社員の成長は会社の成長につながるという考え方のもと、年功序列の要素を取り除き、「役割」と「能力」を軸とした人事制度を運用しています。

当該人事制度においては求められる能力が明確に提示され、会社が求めるその能力を発揮していれば、年齢や勤続年数とは関係なく公平に昇格する機会が与えられます。一般社員の人事制度では主要な役職を担う社員への処遇を大きく改善し、期待する役割に基づく複線型の人事制度を導入しました。また、そうした社員を率いる管理職に期待する行動を変革力(リーダーシップ)と遂行力(マネジメント)から成る管理職コンピテンシーとして明確化しました。

それぞれの社員は自身の立場に応じて求められる能力を意識しながら業務を遂行し、半期に一度の人事考課において実際に発揮した能力とのギャップを上司からフィードバックされます。これにより、社員一人ひとりの成長を促し、それがさらなる会社の成長につながります。

公正な評価・処遇

人事考課においては、目標管理制度に基づき、会社の経営戦略や自身の所属する組織のミッションに紐づいたKPIを評価する「成果評価」、成果創出に向けて求められる発揮能力を中心に評価する「行動評価」の2軸で評価しており、その結果を賞与・昇給・昇格といった処遇に反映しています。評価の基準を明確にしたうえで社員に提示するとともに、期初に目標を設定する際や期末に評価を行う際には、本人と上司が面談し本人への期待や評価のフィードバックを行うなど、相互理解のための対話を重視し、より公正で納得性の高い評価・処遇ができるよう工夫しています。

Page top