社員が情熱をもって働き、会社と社員がともに成長するためには、会社がそれを後押しする仕組みを整備し、働きやすい組織風土を醸成することで、社員エンゲージメントを向上させることが重要だと考えています。その取り組みの一つとして、2022年の上期に国内NISSHAグループで働く全正社員、下期に海外NISSHAグループの工場勤務者などを除く社員、合わせて約3,000名の社員を対象にエンゲージメントサーベイを初めて実施しました。このサーベイはNISSHAの成長の源泉となる「多様な人材能力と情熱」をより向上させるための課題を特定し、あるべき姿に改善していくことを目的としており、今後も毎年実施予定です。

組織貢献意欲や組織コミットメントの肯定回答率は高く、当社のMissionが広く浸透し、高い共感を得られていることと関連していると考えられます。一方で、自分自身の仕事に限定すると、やりがいや社会貢献への実感はやや感じづらくなるようです。この結果を踏まえ、会社や事業、職場単位でその要因を分析・展開し、具体的なアクションを推進しています。今後も継続的に取り組みを実施し、改善につなげていくことで、すべての社員が情熱をもって働く風土を高めていきます。

国内NISSHAグループでは、以下のような制度を設け、多様で柔軟な働き方のできる環境づくりを推進しています。

• フレックスタイム制度
• テレワーク勤務制度
• 育児・介護支援制度
• 年次有給休暇取得の推進
• 積立休暇制度
• ボランティア休暇制度
• 治療通院休暇制度
• 休職者復職支援
  私傷病によって休職していた社員の復職に際して、リハビリ勤務を導入し円滑な職場復帰と再発予防を支援しています。
• 労働時間の管理
  国内NISSHAグループでは、社員の健康やワーク・ライフ・バランスの実現に向けて、残業時間の削減を推進しています。
• 社内公募制度
  当社グループは、社員に主体的なキャリア選択の機会を提供し、個人の適性を反映した人材配置によって組織力を高めることを目的として、「社内公募制度」を運用しています。
• キャリアリターン制度