決算のポイントと業績の見通し
業績推移 *2025年2月13日更新
2025年12月期 第2四半期(1−6月)決算のポイント
産業資材事業およびメディカルテクノロジー事業において需要が継続し、医薬品向けで企業買収による業績貢献が始まりました。一方で、ディバイス事業のタブレット向けの需要は、アメリカの追加関税実施前の駆け込み需要により想定を上回ったものの、顧客の新製品により需要が堅調であった前年同期との比較では減少しました。これらに加え、その他の費用として為替差損を計上しました。
2024年12月期 第2四半期 実績 |
2025年12月期 第2四半期 実績 |
前年同期比 | |
---|---|---|---|
売上高 (百万円) |
99,661 | 97,049 | ▲2.6% |
営業利益 (百万円) |
4,266 | 2,693 | ▲36.9% |
税引前利益 (百万円) |
6,007 | 1,218 | ▲79.7% |
親会社の所有者に帰属する中間利益 (百万円) |
4,258 | 129 | ▲97.0% |
産業資材事業:連結売上高は375億70百万円(前年同期比0.9%増)、セグメント利益(営業利益)は21億69百万円(前年同期比19.6%減)
加飾分野のモビリティ向けは底堅く推移し、家電向けおよびサステナブル資材分野の蒸着紙などの需要は堅調に推移しました。これら需要動向に伴い、売上高は前年同期比で増加しましたが、モビリティ向けの新製品に関連する先行費用などにより、営業利益は前年同期比で減少しました。
ディバイス事業:連結売上高は297億52百万円(前年同期比18.0%減)、セグメント利益(営業利益)は10億97百万円(前年同期比41.4%減)
アメリカの追加関税実施前の駆け込み需要により、タブレット向けの需要が想定を上回ったものの、顧客の新製品により需要が堅調であった前年同期との比較では減少しました。生産体制の見直しなどにより効率性・生産性は改善したものの、売上高および営業利益は前年同期比で減少しました。
メディカルテクノロジー事業:連結売上高は234億59百万円(前年同期比6.5%増)、セグメント利益(営業利益)は12億67百万円(前年同期比23.2%増)
主力の医療機器CDMO(開発製造受託)の堅調な需要や企業買収に伴う業績積み上げなどにより、売上高および営業利益は前年同期比で増加しました。
2025年12月期の見通し
2025年12月期通期の連結業績計画につきましては、売上高および営業利益は、前回予想の通り推移する見込みです。税引前利益は、当第2四半期(中間期)連結累計期間に計上した為替差損などにより前回予想を下回る見通しです。また、親会社の所有者に帰属する当期利益は、現時点の連結業績の見通しをもとに税金費用を見積もった結果、税金費用が増加することなどにより前回予想を下回る見通しです。
なお、下半期の為替レートは1ドル=140円を前提としています。
2025年12月期 | ||
前回発表予想 (2025年2月13日) |
今回修正予想 (2025年8月6日) |
|
売上高 (百万円) |
190,800 | 190,800 |
営業利益 (百万円) |
6,600 | 6,600 |
税引前利益 (百万円) |
5,700 | 4,600 |
親会社株主の所有者に帰属する当期利益 (百万円) |
4,000 | 2,500 |