決算のポイントと業績の見通し
業績推移 *2025年11月11日更新

2025年12月期 第3四半期(1−9月)決算のポイント
産業資材事業およびメディカルテクノロジー事業において需要が底堅く継続し、一般用医薬品CDMOで企業買収による業績貢献が始まりました。一方で、ディバイス事業のタブレット向けの需要は、顧客の新製品により需要が伸長した前年同期と比べ減少しました。これら需要動向に加え、産業資材事業のモビリティ向けの新製品に関連する先行費用などが利益を圧迫しました。
| 2024年12月期 第3四半期 実績 |
2025年12月期 第3四半期 実績 |
前年同期比 | |
|---|---|---|---|
売上高 (百万円) |
148,402 | 145,270 | ▲2.1% |
営業利益 (百万円) |
5,904 | 3,508 | ▲40.6% |
税引前利益 (百万円) |
5,314 | 2,213 | ▲58.3% |
親会社の所有者に帰属する四半期利益 (百万円) |
4,268 | 505 | ▲88.2% |
産業資材事業:連結売上高は570億74百万円(前年同期比3.2%増)、セグメント利益(営業利益)は29億94百万円(前年同期比23.1%減)
加飾分野、サステナブル資材分野ともに需要は底堅く推移し、売上高は前年同期比で増加しました。一方で、モビリティ向けの新製品に関連する先行費用などにより、営業利益は前年同期比で減少しました。
ディバイス事業:連結売上高は438億26百万円(前年同期比17.9%減)、セグメント利益(営業利益)は14億67百万円(前年同期比47.5%減)
タブレット向けの需要が、顧客の新製品により需要が伸長した前年同期と比べ減少しました。生産体制の見直しなどにより効率性・生産性は改善したものの、売上高および営業利益は前年同期比で減少しました。
メディカルテクノロジー事業:連結売上高は350億47百万円(前年同期比4.2%増)、セグメント利益(営業利益)は18億34百万円(前年同期比0.2%減)
主力の医療機器CDMO(開発製造受託)の堅調な需要などにより、売上高は前年同期比で増加しました。一方で、医療機器自社ブランドの製品ミックスの悪化などにより、営業利益は前年同期比で減少しました。
2025年12月期の見通し
2025年12月期通期の連結業績計画につきましては、当第3四半期連結累計期間の実績を踏まえたうえで、最新の製品需要の動向などを考慮し、見直しました。産業資材事業のサステナブル資材の需要減少やメディカルテクノロジー事業の医療機器CDMOにおける顧客製品の販売不振の影響などがあるものの、ディバイス事業のタブレット向けの堅調な需要や産業資材事業のモビリティ向け新製品の量産開始などにより、売上高は、概ね前回予想の通りに推移する見通しです。
一方で、営業利益、税引前利益、親会社の所有者に帰属する当期利益は、産業資材事業のモビリティ向け新製品の量産立ち上げに関連する先行費用や、サステナブル資材の主に飲料向け需要の減少、メディカルテクノロジー事業の医療機器CDMOにおける需要停滞の影響などにより、前回予想を下回る見通しです。
| 2025年12月期 | ||
| 前回発表予想 (2025年8月6日) |
今回修正予想 (2025年11月11日) |
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売上高 (百万円) |
190,800 | 191,300 |
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営業利益 (百万円) |
6,600 | 3,800 |
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税引前利益 (百万円) |
4,600 | 2,200 |
|
親会社株主の所有者に帰属する当期利益 (百万円) |
2,500 | 0 |