決算のポイントと業績の見通し

業績推移  *2023年5月11日更新

NISSHAの業績グラフ

2023年12月期第2四半期(1-6月)決算のポイント

 メディカルテクノロジー事業の開発製造受託(CDMO)の製品需要が、活発な市場環境の下で堅調に推移しました。一方で、産業資材事業の家電向けや蒸着紙、ディバイス事業のタブレットや産業用端末(物流関連)向けなどの製品需要は、巣ごもり需要の一巡やサプライチェーン在庫の調整などにより弱含んで推移しました。製品需要の動向に加え、インフレによるコスト増加や製品ミックスの悪化などが収益を圧迫しました。なお、メディカルテクノロジー事業ではインフレによるコスト増加に対して生産性や効率性の改善に取り組み、収益性が向上しました。
  2022年12月期
第2四半期
実績
2023年12月期
第2四半期
実績
前年同期比

売上高

(百万円)

88,217 83,005 ▲5.9%

営業利益

(百万円)

6,267 58 ▲99.1%

税引前利益

(百万円)

9,549 1,087 ▲88.6%

親会社の所有者に帰属する四半期利益

(百万円)

7,903 801 ▲89.9%
産業資材事業: 連結売上高は340億49百万円(前年同四半期比5.9%減)、セグメント利益(営業利益)は14億46百万円(前年同四半期比57.4%減)
加飾分野のモビリティ向けの製品需要は堅調に推移したものの、家電向けは巣ごもり需要一巡の影響などにより弱含んで推移しました。また、蒸着紙の製品需要はサプライチェーン在庫の調整の影響などにより低迷しました。これらの結果、売上高は前年同四半期比で減少しました。製品需要の動向に加え、インフレによるコスト増加の影響などにより、営業利益は前年同四半期比で減少しました。

ディバイス事業: 連結売上高は278億39百万円(前年同四半期比17.2%減)、セグメント損失(営業損失)は12億2百万円(前年同四半期は36億83百万円のセグメント利益(営業利益))

巣ごもり需要一巡の影響などにより、タブレットや産業用端末向けなどの製品需要が低迷し、売上高は前年同四半期比で減少しました。製品需要の動向に加え、製品ミックス悪化の影響などにより、営業利益は前年同四半期比で減少しました。

メディカルテクノロジー事業: 連結売上高は173億18百万円(前年同四半期比18.5%増)、セグメント利益(営業利益)は10億28百万円(前年同四半期比2,224.9倍)
活発な市場環境の下、主力のCDMOの製品需要が堅調に推移し、売上高は前年同四半期比で伸長しました。インフレによるコスト増加などに対し、生産性や効率性の改善に取り組み、営業利益は前年同四半期比で増加しました。

2023年12月期 通期の見通し

 2023年12月期通期の業績予想につきましては、売上高、営業利益は、前回予想通りに推移する見通しです。
 税引前利益、親会社の所有者に帰属する当期利益は、当第2四半期連結累計期間に計上した為替差益による金融収益などにより、前回予想を上回る見通しです。
  2023年12月期 通期
前回発表予想
(2023年5月11日)
今回修正予想
(2023年8月8日)

売上高

(百万円)

174,500 174,500

営業利益

(百万円)

2,500 2,500

税引前利益

(百万円)

2,000 3,100

親会社株主の所有者に帰属する当期利益

(百万円)

1,000 2,000

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