CEOメッセージ

株主・投資家のみなさまへ
株主・投資家のみなさまには日ごろよりご支援を賜り心から御礼申し上げます。
株主・投資家のみなさまには日ごろよりご支援を賜り心から御礼申し上げます。
2025年12月期第3四半期の経営成績
第3四半期連結累計期間のグローバル経済情勢は、アメリカの関税政策を巡る動向や地政学的リスクにより先行きに対する不確実性が高まり、景気持ち直しが緩やかなものとなりました。アメリカでは、関税政策に伴う駆け込み需要の反動などが景気拡大の重石となりました。ヨーロッパでは、駆け込み需要の反動などにより生産活動が鈍化し、景気は足踏みの動きとなりました。中国では、内需低迷の継続や不動産市場の停滞などにより、景気の弱さが継続しました。わが国の経済については、モビリティ市場を中心に生産活動が低下したものの、アメリカの関税政策に対する過度の悲観的な見方が後退し、緩やかな景気回復の動きとなりました。
このような状況の下、当第3四半期連結累計期間の業績については、産業資材事業およびメディカルテクノロジー事業において需要が底堅く継続し、一般用医薬品CDMOで企業買収による業績貢献が始まりました。一方で、ディバイス事業のタブレット向けの需要は、顧客の新製品により需要が伸長した前年同期と比べ減少しました。これら需要動向に加え、産業資材事業のモビリティ向けの新製品に関連する先行費用などが利益を圧迫しました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は1,452億70百万円(前年同期比2.1%減)、利益面では営業利益は35億8百万円(前年同期比40.6%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は5億5百万円(前年同期比88.2%減)となりました。
2025年12月期の見通し
通期の業績予想につきまして、当第3四半期連結累計期間の実績を踏まえたうえで、最新の製品需要の動向などを考慮し、見直しました。産業資材事業のサステナブル資材の需要減少やメディカルテクノロジー事業の医療機器CDMOにおける顧客製品の販売不振の影響などがあるものの、ディバイス事業のタブレット向けの堅調な需要や産業資材事業のモビリティ向け新製品の量産開始などにより、売上高は、概ね前回予想の通りに推移する見通しです。
一方で、営業利益、税引前利益、親会社の所有者に帰属する当期利益は、産業資材事業のモビリティ向け新製品の量産立ち上げに関連する先行費用や、サステナブル資材の主に飲料向け需要の減少、メディカルテクノロジー事業の医療機器CDMOにおける需要停滞の影響などにより、前回予想を下回る見通しです。
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2025年度12月期 | |
|---|---|---|
| 前回発表予想 (2025年8月6日) |
今回修正予想 (2025年11月11日) |
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売上高 (百万円) |
190,800 | 191,300 |
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営業利益 (百万円) |
6,600 | 3,800 |
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税引前利益 (百万円) |
4,600 | 2,200 |
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親会社株主の所有者に帰属する当期利益 (百万円) |
2,500 | 0 |
最後に
当社のMissionは「人材能力とコア技術の多様性」を成長の原動力に、高い競争力を有した特徴ある製品・サービスの創出により、お客さま価値を実現し、「人々の豊かな生活」の実現に寄与することを掲げています。このMissionのもと、当社グループの中長期の成長と企業価値の向上を目指してまいります。
株主・投資家のみなさまには、格段のご支援・ご鞭撻をたまわりますよう、よろしくお願い申しあげます。
2025年11月11日
代表取締役社長 最高経営責任者
代表取締役社長 最高経営責任者
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代表取締役社長 最高経営責任者
鈴木順也のご紹介
| ・出身: | 1964年 | 京都市生まれ |
|---|---|---|
| ・略歴: | 1990年4月 | 株式会社第一勧業銀行(現株式会社みずほフィナンシャルグループ)に入行 |
| 1998年3月 | 日本写真印刷株式会社(現NISSHA株式会社)に入社 取締役、常務取締役、専務取締役、取締役副社長を経る |
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| 2007年6月 | 代表取締役社長に就任(現職) | |
| ・座右の銘: | 「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」 | |