CEOメッセージ

NISSHA株式会社 代表取締役 兼 最高経営責任者 鈴木 順也

株主・投資家のみなさまへ

株主・投資家のみなさまには日ごろよりご支援を賜り心から御礼申し上げます。

2024年12月期第2四半期(中間期)の経営成績

 当中間連結会計期間のグローバル経済情勢は、景気持ち直しの動きとなりました。アメリカでは、個人消費が底堅く推移し、景気が拡大しました。ヨーロッパでは、景気は弱含んだ一方で、個人消費が底打ちするなど、持ち直しの兆しがみられました。中国では、内需・外需がともに低迷し、景気の弱さが継続しました。わが国の経済については、生産活動がモビリティ市場の一部で低下したものの、電子部品市場などで持ち直し、景気回復が緩やかに進みました。
 このような状況の下、当中間連結会計期間の業績については、産業資材事業では、加飾分野およびサステナブル資材分野でともに製品需要が堅調に推移するなか、生産性・効率性の改善が進みました。ディバイス事業では、前期に低迷したタブレットおよび業務用端末(物流関連)向けの製品需要が回復しました。メディカルテクノロジー事業では、製品需要が堅調に推移するとともに、企業買収による業績寄与が始まりました。これら需要動向に加え、為替変動の影響などにより、売上高および営業利益は前年同期比で増加しました。
 これらの結果、当中間連結会計期間の業績は、売上高は996億61百万円(前年同期比20.1%増)、利益面では営業利益は44億5百万円(前年同期比7,461.2%増)、親会社の所有者に帰属する中間利益は43億63百万円(前年同期比444.8%増)となりました。

2024年12月期の見通し

 通期の業績予想につきまして、当第2四半期(中間期)連結累計期間の実績を踏まえたうえで、最新の製品需要や為替の動向などを考慮しました。売上高については、ディバイス事業のタブレットおよび業務用端末向け、メディカルテクノロジー事業の医療機器CDMOなどの製品需要が前回の想定を上回って推移する見通しです。
 営業利益、税引前利益、親会社の所有者に帰属する当期利益は、当第2四半期(中間期)連結累計期間に計上した為替差益に加え、売上高増加の影響などにより、前回予想を上回る見通しです。
 なお、為替レートは1ドル=145円(前回予想135円)を前提としています。
  2024年12月期
前回発表予想
(2024年5月9日)
今回修正予想
(2024年8月6日)

売上高

(百万円)

188,600 196,600

営業利益

(百万円)

6,400 8,100

税引前利益

(百万円)

6,500 9,500

親会社株主の所有者に帰属する当期利益

(百万円)

4,700 6,600

EPS

(円)

97.17 136.41

最後に

 当社のMissionは「人材能力とコア技術の多様性」を成長の原動力に、高い競争力を有した特徴ある製品・サービスの創出により、お客さま価値を実現し、「人々の豊かな生活」の実現に寄与することを掲げています。このMissionのもと、当社グループの中長期の成長と企業価値の向上を目指してまいります。
 株主・投資家のみなさまには、格段のご支援・ご鞭撻をたまわりますよう、よろしくお願い申しあげます。
 
2024年8月6日
代表取締役社長 兼 最高経営責任者

代表取締役社長 兼 最高経営責任者
鈴木順也のご紹介

・出身: 1964年 京都市生まれ
・略歴: 1990年4月 株式会社第一勧業銀行(現株式会社みずほフィナンシャルグループ)に入行
1998年3月 日本写真印刷株式会社(現NISSHA株式会社)に入社
取締役、常務取締役、専務取締役、取締役副社長を経る
2007年6月 代表取締役社長に就任(現職)
・座右の銘: 「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」

Page top