CEOメッセージ

NISSHA株式会社 代表取締役社長 最高経営責任者 鈴木 順也

株主・投資家のみなさまへ

株主・投資家のみなさまには日ごろよりご支援を賜り心から御礼申し上げます。

2025年12月期の経営成績

2025年12月期のグローバル経済情勢は、アメリカの関税政策による混乱や地政学的リスクの高まりなどにより経済動向が抑制されたものの、景気は緩やかに持ち直しました。アメリカでは、インフレや雇用情勢の軟化が消費者マインドを低下させ、景気拡大のペースは減速しました。ヨーロッパでは、一部に停滞が見られましたが、インフレ圧力の緩和や段階的な利下げを背景に、景気は持ち直しの動きとなりました。中国では、耐久消費財の買い替え促進策などが講じられたものの、不動産市場の停滞などにより景気の弱さが継続しました。わが国の経済については、アメリカの関税政策による影響が自動車産業を中心に見られたものの、緩やかな回復基調となりました。
このような状況の下、当期の業績については、産業資材事業およびメディカルテクノロジー事業において需要が底堅く推移した一方、ディバイス事業のタブレット向けの需要は、顧客の新製品投入により需要が伸長した前期と比較して減少しました。新たに当社が強化している一般用医薬品の開発製造受託(CDMO)は企業買収の効果により需要が拡大しました。利益面では、産業資材事業のモビリティ向け新製品の生産立ち上げや一般用医薬品CDMOの生産能力拡大に向けた既存設備の減損損失など、将来の成長を見据えた先行費用が利益を圧迫しました。
これらの結果、当期における連結業績は、売上高は1,948億98百万円(前期比0.4%減)、利益面では営業利益は40億40百万円(前期比26.0%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は10億1百万円(前期比74.0%減)となりました。
 

2026年12月期の見通し

2026年12月期のグローバル経済情勢については、景気の緩やかな回復が期待されている一方で、世界経済のブロック化や為替相場の変動、地政学的リスクの動向などにより、景気の先行きは不透明なものとなっています。
このような状況の下、産業資材事業では、既存分野の底堅い需要に対応するとともに、モビリティ外装向けで新製品の需要拡大を見込んでいます。ディバイス事業では、タブレット向けを中心に需要減少を想定していますが、収益構造の一層の改善に向けた取り組みを進めます。メディカルテクノロジー事業では、下期にかけて医療機器CDMOにおける新製品立ち上げを見込んでいます。一般用医薬品CDMOの需要は堅調に推移する見通しです。
これらの見通しから、売上高1,915億円、営業利益66億円、税引前利益50億円、親会社の所有者に帰属する当期利益23億円を見込んでいます。なお、為替レートは1ドル=145円を前提としています。
 
 
2025年12月期
実績
2026年12月
計画

売上高

(百万円)

194,898 191,500

営業利益

(百万円)

4,040 6,600

税引前利益

(百万円)

3,551 5,000

親会社株主の所有者に帰属する当期利益

(百万円)

1,001 2,300

最後に

当社のMissionは「人材能力とコア技術の多様性」を成長の原動力に、高い競争力を有した特徴ある製品・サービスの創出により、お客さま価値を実現し、「人々の豊かな生活」の実現に寄与することを掲げています。このMissionのもと、当社グループの中長期の成長と企業価値の向上を目指してまいります。
 
株主・投資家のみなさまには、格段のご支援・ご鞭撻をたまわりますよう、よろしくお願い申しあげます。
 
2026年2月12日
代表取締役社長 最高経営責任者

代表取締役社長 最高経営責任者
鈴木順也のご紹介

・出身: 1964年 京都市生まれ
・略歴: 1990年4月 株式会社第一勧業銀行(現株式会社みずほフィナンシャルグループ)に入行
1998年3月 日本写真印刷株式会社(現NISSHA株式会社)に入社
取締役、常務取締役、専務取締役、取締役副社長を経る
2007年6月 代表取締役社長に就任(現職)
・座右の銘: 「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」

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