色素増感太陽電池を使った照明「AKARIE」を開発、販売開始

2012年9月12日

日本写真印刷株式会社

日本写真印刷株式会社(本社:京都市中京区)は、島根県産業技術センターと共同で開発した色素増感太陽電池EneLEAF(エネリーフ)を使ったオフグリッド照明器具「AKARIE(アカリエ)」を開発、販売を開始しました。「AKARIE」は、日中に組み込まれたEneLEAFが発電し、夜間に内蔵のLEDが点灯する仕組みです。発電、蓄電、発光という3つの機能が組み込まれているため、設置する際にも電気工事が不要となります。また、EneLEAFの特長であるデザイン性のある豊かな色彩とシースルー素材を生かしており、点灯したLEDの光が製品表面の絵柄を幻想的に浮かび上がらせます。

なお、今回発売した「AKARIE」は株式会社王将フードサービス様(本社:京都市山科区)に初めて採用され、8月17日に新規開店した「東神奈川駅西口店(横浜市神奈川区)」に設置されています。

※AKARIEは日本写真印刷株式会社の商標です。
※EneLEAFは日本写真印刷株式会社の登録商標です。

「AKARIE」の仕様

製品名 AKARIE(アカリエ)
サイズ・重量 200mm(W)×200mm(D)×85mm(H)
3.7kg
充電時間・点灯時間 充電時間:約2時間(晴天時) 点灯時間:約15時間
※天候・デザインにより変化します
輝度 約10カンデラ
希望小売価格 200,000円(消費税抜き)
特長 ・表面の色素増感太陽電池が発電し、内蔵されたLEDが点灯するオフグリッド(独立型電源システム)仕様
・色素増感太陽電池のデザインについてはカスタマイズが可能(但し、一定の制約条件あり)
・設置の際に電気工事が不要

今後の展開について

「AKARIE」は、太陽光を使った独立型電源システムを採用し高い環境性能を持っています。また、色素増感太陽電池の意匠性を生かすことで、エコでデザインの優れた照明をお客さまに提供することができます。
高いエネルギー消費量となる外食産業では、再生エネルギーの利用あるいは省エネルギー化が求められる社会環境の中で、環境性能に優れた商品への関心が高まっています。こうした状況の中、当社が開発した環境性と意匠性をあわせもつ「AKARIE」は一定の需要があるものと見込んでいます。今後の業績目標としては、2014年度売上高2億円(販売数量1,000個)を目指します。
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