電池交換不要の「無線式人感センサー」を開発

照明・空調のパーソナル制御でオフィスビルの省エネ化を実現

2016年3月31日

日本写真印刷株式会社

日本写真印刷株式会社(以下、日本写真印刷)は、エナジーハーベスト(環境発電)技術を用いて外部からの電力供給や電池交換が不要な「無線式人感センサー」を開発しました。
オフィスビルでの主なエネルギー消費は、照明・空調設備によるものですが、近年では省エネ法や温暖化対策のためオフィスビルの省エネ化が求められ、照明・空調にかかるエネルギー消費量をいかに抑えるかが課題となっています。当社が開発した電池交換不要の無線式人感センサーは、オフィス内の設備機器の制御システムに組み込んで使用することができ、机上に設置するだけで勤務者の在席・離席を検知し、離席時の照明の明るさや空調の運転モードをパーソナル制御することが可能です。日本写真印刷は、照明・空調のパーソナル制御が可能な「無線式人感センサー」を通して、オフィスビルの省エネ化の実現に貢献していきます。なお、無線式人感センサーを用いた制御システムは、すでに神奈川県内のオフィスに導入され運用がはじまっています。

電池交換不要の「無線式人感センサー」

無線式人感センサー

「無線式人感センサー」の特長

  • 電源配線工事が不要のため、新築・リニューアルを問わず導入が容易。レイアウト変更にも対応可能
  • 電源レス、電池交換不要のため機器管理が容易
  • オープンな通信規格(*EnOcean)を使用しているため、既存の設備機器の制御システムへの組み込みも可能
  • 設備機器の制御システムに組み込み、机上に設置することで在席・離席を検知し、照明や空調のパーソナル制御が可能
  • 従来品と比べて検出精度が高く、検知対象以外(座席の後ろの通行人など)の誤検知を減らし、在席・離席を正確に検知
  *EnOceanは、EnOcean GmbHの登録商標または商標です。

活用シーン

  • 勤務者が頻繁に出入りするオフィスの省エネ化
  • オフィスリニューアル時の省エネシステムへの組み込みで、施工コストとエネルギーコストを削減
  • 室内の在・不在も検知できるため、防犯や安否確認システムのセンサーとして利用
  • 呼出ボタンとしての利用

製品概要

外形寸法 幅:120mm
奥行き:42mm
高さ:95.5mm
重量 200g
人感センサー検出距離 5m
送信距離 100m(最大)
動作温度範囲 0℃~40℃
・掲載の内容は、発表時の情報であり、以後予告なしに変更されることがあります。リスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
・「NISSHA」は、NISSHA株式会社を表し、「NISSHAグループ」は、NISSHA株式会社とそのグループ会社の総称を表します。

Page top