「PATinKyoto 第2回京都版画トリエンナーレ2016」が開幕

ニッシャ印刷文化振興財団賞を贈呈

2016年3月8日

日本写真印刷株式会社

2016年3月6日から京都市美術館(京都市左京区)で開催されている「PATinKyoto 第2回京都版画トリエンナーレ2016」に先立ち、3月5日に内覧会および授与式・レセプションが執り行われました。
このトリエンナーレは、一般財団法人ニッシャ印刷文化振興財団*(以下、ニッシャ印刷文化振興財団)の文化事業の一環として2013年にはじまり、今回が第二回目となります。一般公募方式のコンクールとは異なり、尖鋭な目と豊富な情報を持った複数のコミッショナーによる推薦制を採用しているのが大きな特色です。また、それぞれにシリーズ作品やインスタレーション的な大作を展示することが可能なスペースを提供するという点においても、版画展としては従来にない画期的な試みとなっています。
内覧会では旺盛な活動を展開している若手から中堅の作家たち20人の作品が紹介され、それぞれの世界観を見事に表現していました。授与式では大賞に小野 耕石さん、優秀賞に金 光男さんと林 勇気さんが選ばれました。また、「ニッシャ印刷文化振興財団賞」は名古屋市在住の山田純嗣さんが受賞し、賞状と副賞が「PATinKyoto京都版画トリエンナーレ」推進委員会の鈴木順也副委員長(日本写真印刷株式会社 代表取締役社長、ニッシャ印刷文化振興財団理事長)より贈呈されました。

*「一般財団法人ニッシャ印刷文化振興財団」は、印刷文化・技術に関する助成・支援などを通じて、京都における印刷文化・技術の継承・振興および向上発展に寄与することを目的に、2009年に日本写真印刷株式会社名誉会長の故・鈴木正三氏の寄付によって設立された一般財団法人です。

ニッシャ印刷文化振興財団賞を受賞した山田純嗣さん(左)と鈴木社長

ニッシャ印刷文化振興財団賞を受賞した山田純嗣さん(左)と鈴木社長

開催概要

会期 2016年3月6日~4月1日
休館日:月曜日
※ただし3月21日(月)は開館
開催時間 9時~17時 ※入場は16時30分まで
会場 京都市立美術館 
料金(当日券) 一般      700円
高校生・大学生 500円
主催 「第2回PATinKyoto京都版画トリエンナーレ2016」推進委員会
一般財団法人ニッシャ印刷文化振興財団
京都市美術館
公式Webサイト PATinKyoto 第2回京都版画トリエンナーレ2016

山田純嗣さんの作品と略歴

ニッシャ印刷文化振興財団賞を受賞した山田純嗣さんの作品『日月山水』(じつげつさんすい)

ニッシャ印刷文化振興財団賞を受賞した山田純嗣さんの作品『日月山水』(じつげつさんすい)

1974年 長野県生まれ
2000年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画専攻研修生修了
2006年 VOCA2006 現代美術の展望̶新しい平面の作家たち 上野の森美術館
2008年 個展「DEEP FOREST—既視感の森—」 日本橋高島屋美術画廊X(東京)
2009年 - Life & Art -「 版で現す」 東広島市立美術館
個展「絵画をめぐって—The Pure Land—
中京大学アートギャラリーC・スクエア(名古屋)
企画東京ステーションギャラリー 現代絵画の展望 12人の地平線
旧新橋停車場鉄道歴史展示室(東京)
2010年 アイチ・ジーン 愛知県立芸術大学芸術資料館、豊田市美術館(愛知)
2011年 SKY-2011 アジア主版/版画展 国立台北芸術大学関渡美術館(台北)
2012年 ポジション2012 名古屋発現代美術 この場所から見る世界 名古屋市美術館
個展「絵画をめぐって 死んでいるのか、生きているのか」 不忍画廊(東京)
2013年 アイチのチカラ! 戦後愛知のアート、70年の歩み 愛知県美術館
2014年 山田純嗣展 絵画をめぐって 理想郷と三遠法 一宮市三岸節子記念美術館(愛知)
2015年 山田純嗣展 絵画をめぐって Bunkamura Gallery(東京)
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