工法ラインアップ

NISSHAの加飾フィルム・成形品により、
お客さま商品の高付加価値化を実現

概要

NISSHAの加飾フィルム・成形品には、成形と同時に意匠を付加する「成形同時加飾」と、成形品に意匠を付加する「転写」があります。お客さまの商品パーツの素材、形状・サイズなどに合わせ、ご希望のデザイン・意匠と機能を実現する最適な工法を提案します。

成形同時加飾 工法ラインアップ

IMD (Type-TR)

意匠のみを成形時に転写、高品位な意匠性と低コストを両立

IMD (Type-TR) は、フィルム(転写箔)に印刷された意匠のみを成形時に樹脂表面へ転写し、フィルムは取り除きます。射出成形の金型内で、フィルムによる同時加飾を行うことで、工程数を減らすことができます。位置合わせ加飾による高品位な意匠性と低コストが両立できる工法です。


  • 高精度な位置合わせが可能
  • 成形前後のフィルム余白のトリミングが不要
  • 木目、金属、幾何学模様など複数のデザインの組み合わせが、同一面に再現可能
1.

①フィルムクランプ開放
②フィルムを所定位置まで誘導

2.

③フィルムをクランプ
④フィルムを吸引

3.

⑤型閉じ完了、射出成形

4.

⑥取り出しロボットが進入
⑦製品が固定側より突き出される

IML (Type-S)

高い絞り形状に、鮮明な絵柄を加飾

IML (Type-S) は、フィルムを厚くすることでより高い絞り性を実現し、より複雑な3D形状の樹脂製品への鮮明な絵柄の加飾を可能にしました。
過熱して軟化させた意匠フィルムを金型内に沿わせて射出成形し、その後、不要部分をトリミングします。
  • 高い絞り形状に対応し、歪みが少ないシャープなパターンを加飾可能
  • アクリルフィルム表層の採用により、高い物性でありながら深みのある高品位な外観との両立を実現
  • プロセスが短縮され、自動化された省力化システム
1.

①フィルム送り装置がフィルムを供給

2.

②フィルムをクランプ
③フィルムをヒートカットし、送り装置が待機位置に戻る
④取り出しロボットが進入

3.

⑤ロボットが成形品をチャックする
⑥ロボットに取り付けたヒーターがフィルムを加熱する
⑦フィルムを吸引、フォーミング

4.

⑧ロボットが製品取り出し
⑨エジェクターピンが戻る
⑩型閉じ開始

5.

⑪型閉じ完了
⑫射出成形

6.

⑬成形品の外周のフィルムをトリミング

IML (Type-P)

高い物性と深みのある高品位な外観を演出

IML (Type-P) は、最も厚いフィルムを扱うシステムです。あらかじめ印刷、フォーミング、カットされたフィルムを成形金型内に挿入する工法で、複雑な形状への加飾に最も適しています。高い物性と深みのある高品位な外観(つや消し処理も可能)との両立も実現しています。
加熱して軟化させた意匠フィルムを、フォーミング用の型に沿わせてプレフォーム。不要部分をトリミングし、射出成形により樹脂と一体化させます。

  • 最も高い絞り形状(3D形状)に対応、歪みが少ないシャープなパターンを加飾可能
  • 表層に透明フィルムを採用することにより、高い物性でありながら深みのある高品位な外観との両立を実現
1.

熱源がシートを加熱し、軟化させる

2.

真空成形や圧空成形によりシートを製品形状にフォーミング

3.

不要部分をトリミングする(ラフカットとピアスカットの2段階)

4.

フォーミング、トリミング済みシートを成形金型内へ挿入

5.

金型が閉じた後、樹脂を充填

6.

取り出しロボットが進入

転写 工法ラインアップ

ロール式熱転写

ロール式熱転写

概要

平面台上に被転写物をセットし、加熱されたシリコンロールが転写箔を被転写体に押し付ける状態になり、平面台が水平方向に前進することにより、転写箔が加熱・加圧される。転写箔が剥がされると絵柄のみが被転写体に残ることになる。更に、サーボモーター使用のマイコン制御型では、各種条件設定を行い、クーラーなどの大型成形品への回転転写も可能である。

特徴

平物・パネル、キャビネットの一面押しなど 回転治具の使用により、円筒物や二次曲面への転写も可能。

アップダウン式熱転写

アップダウン式熱転写

概要

熱盤に取り付けられたシリコンラバーが、下方に降下して転写箔を被転写体に押し付け、加熱・加圧し転写する方式。シリコンラバーの替わりに金属刻印を用いて、一般にいわれるマーキングのホットスタンプが行われる。

特徴

平面部への転写が基本


真空プレス転写

真空プレス転写

概要

被転写体をのせた台に吸引孔が設けてあり、転写箔をクランプした後転写箔と被転写体の空気を吸引孔から抜くことにより、転写箔をある程度、被転写体に沿わせる。
その後、上からシリコンラバーに空気圧(熱風)をかけシリコンラバーをふくらませることで圧をかけ転写箔を被転写体に押し付けることで転写を行う。

特徴

3D形状への転写が可能

お問い合わせ

ご要望やご質問があればお気軽にお問い合わせください。

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