カレンダー(2018年)

表紙「東寺」

表紙

撮影のポイント

撮影年月:2017/8/9 6:06 am
天候:晴れ
カメラボディ:Canon EOS 5Ds R
レンズ:EF24-105mm F4L IS USM
条件:ISO200 f/16.0 1/500
 

東寺五重塔について

高さ約55メートルと、木造建築として日本一の高さを誇る東寺の五重塔。平安遷都とともに創建された東寺は、唐で密教を修めて帰国した弘法大師空海に託されました。五重塔が完成したのは、工事に奔走した弘法大師の没後半世紀が経った883年のこと。その後、焼失と再建を繰り返し、現存の塔は1644年に再建された5代目にあたります。京都のランドマークとして、五重塔はいまも多くの人々の視線を集めています。

1月 2月「伏見稲荷大社」

1月2月

撮影のポイント

撮影年月:2015/1/3
天候:曇り
カメラボディ:Nikon D3X
条件:ISO400 f/6.3 1/160
NISSHAエフエイト フォトグラファーの一言
年々温暖化による京都の積雪が減少する中、正月に雪景色撮影のチャンスを得ました。

伏見稲荷大社について

「東山三十六峰」の最南に位置する稲荷山を境内とする伏見稲荷大社は、全国に約3万社あるといわれる稲荷神社の総本宮。きつねをお使いとする「お稲荷さん」は五穀豊穰、商売繁昌の神として全国から篤い信仰を集めます。赤い鳥居がトンネルのように続く「千本鳥居」も有名で、近年は海外から多くの観光客が訪れる人気スポットに。魔力に対抗する色とされる朱色は参拝客に強い印象を残します。

3月 4月「勧修寺」

3月4月

撮影のポイント

撮影年月:2017/4/9 12:42pm
天候:曇り
カメラボディ:Canon EOS 5Ds R
レンズ:EF24-105mm F4L IS USM
条件:ISO400 f/16.0 1/160
 

勧修寺について

京都・山科の勧修寺(かじゅうじ)は900年、醍醐天皇が山荘を寺院として創建したと伝わる歴史ある門跡寺院です。桜の隠れた名所といわれ、例年3月下旬~4月上旬には、築地塀の参道に美しい桜並木が連なり、屋根に鳳凰をいただく観音堂も桜に包まれます。勧修寺は、光源氏と明石の君との身分違いの恋のモデルになったとされる藤原高藤(ふじわらのたかふじ)と宮道列子(みやじのつらこ)が運命的な出会いをしたロマンスの地としても知られています。

5月 6月「三千院」

5月6月

撮影のポイント

撮影年月:2017/6/28 7:56am
天候:曇り
カメラボディ:Canon EOS 5D Mark Ⅲ
レンズ:EF24-105mm F4L IS USM
条件:ISO400 f/16.0 1/8
 

三千院について

三千院は、延暦年間(782‐806年)に、伝教大師最澄が比叡山に草庵を結んだことに始まり、その後は比叡山内から近江の坂本、そして洛中へと幾度か移転しました。現在の大原に移り、「三千院」と称されるようになったのは明治維新後のこと。阿弥陀三尊像(国宝・平安時代作)などの仏教美術、京都画壇の画家たちによる襖絵、そして聚碧園(しゅうへきえん)と有清園(ゆうせいえん)という苔が美しい二つの庭と四季折々の自然が見どころです。

7月 8月「貴船川」

7月8月

撮影のポイント

撮影年月:2017/7/10 10:45am
天候:晴れ
カメラボディ:Canon EOS 5Ds R
レンズ:EF24-105mm F4L IS USM
条件:ISO400 f/20.0 1/2 PLフィルター使用
 

貴船について

京都市の東北にある貴船(きぶね)は鴨川の水源地の一つとして古代から神聖な地とされ、5世紀には水神を祀る貴船(きふね)神社が創建されたと伝わっています。近世は、丹波からの炭の集荷・中継地として栄え、神社の門前には茶屋が並ぶようになりました。いつからか「京の奥座敷」といわれ、夏場は京都の人々の避暑地に。生い茂る木々の下、清流に床几を並べた「川床(かわどこ)」で涼を感じながら料理をいただく楽しみは貴船ならではです。

9月 10月「源光庵」

9月10月

撮影のポイント

撮影年月:2017/9/22 11:21am
天候:曇り
カメラボディ:Canon EOS 5Ds R
レンズ:EF24-105mm F4L IS USM
条件:ISO400 f/10.0 1/50
 

源光庵について

北大路通りからなだらかに伸びる鷹峰(たかがみね)街道沿いにある源光庵。1364年の創建当時は臨済宗の寺でしたが、後に曹洞宗に改められました。本堂の「血天井」は、関ケ原合戦の前に落城した徳川方の伏見城の血糊のついた廊下を天井板とし、戦で亡くなった魂を供養しています。有名な「迷いの窓」と「悟りの窓」と名付けられた四角と丸の窓の向こうには、すすきの穂が揺れる美しい庭が広がります。

11月 12月「北野天満宮」

11月12月

撮影のポイント

撮影年月:2016/11/30 9:35am
天候:曇り
カメラボディ:Canon EOS 5D Mark Ⅲ
レンズ:EF24-70mm F2.8L USM
条件:ISO200 f/13.0 1/20
 

北野天満宮について

「北野の天神さん」と親しまれる北野天満宮。菅原道真公を祭神とする全国約1万2000社の天満宮、天神社の総本社です。例年、秋が深まりを見せる頃に「史跡 御土居(おどい)のもみじ苑」の公開があります。御土居は、紙屋川に沿って豊臣秀吉が洛中洛外の境界と水防のために築いた土塁で、その一部が境内西側に残っています。もみじ苑では、梅とともに紅葉を愛した菅公をしのぶかのように、約300本の紅葉が鮮やかに色付きます。

12月 1月「南座」

撮影のポイント

撮影年月:2016/12/10 6:00pm
天候:晴れ
カメラボディ:Nikon D3X
レンズ:Nikon 24-70mm f/2.8
条件:ISO100 f/11.0 1sec.
フォトグラファーの一言
南座の提灯を手前に入れ、見上げる角度で錦絵、まねき、屋根に神を招くとされる梵天入れて劇場の華やかさや品格が出るように撮影しています。

南座 まねきについて

毎年11月25日前後の吉日、南座の正面に「まねき」が上がります。「まねき」とは顔見世興行に出演する歌舞伎役者の名前が、ヒノキの板に勘亭流の文字で書かれたもの。この看板を掲げる「まねき上げ」とともに、南座正面に向かって清めの塩をまく「塩まきの儀」も京都らしい冬の行事となっています。当日は多くの報道陣や関係者、歌舞伎ファンが集まり、公演の無事と成功、そして人々の健康と幸せを祈念します。

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