カレンダー(2021年)

表紙 「小倉山」

表紙「小倉山」

撮影のポイント

撮影年月:2018/1/20 7:20am
天候:晴れ
カメラボディ:Canon EOS 5Ds R
レンズ:EF24-105mm
条件:ISO200 f/16 1/25
NISSHAエフエイト フォトグラファーの一言
桂川に日の出が映る新年、小倉山山頂近くのビューポイントへ登山。三度目で撮影出来ました。

小倉山について

桂川(大堰川)(おおいがわ)を挟んで、嵐山と向かい合う小倉山(おぐらやま)。東の麓(ふもと)には嵯峨野が、東北の麓には化野(あだしの)が広がります。標高は296メートルほどですが、山頂付近からご来光を拝むと大きく屈曲する桂川と京都市街が一望できます。山麓は平安期から長く貴人の隠棲地として愛され、藤原定家の別荘もありました。「小倉百人一首」の名は、定家がこの地で100人の歌人の和歌を一人一首ずつ選り集めたことに由来しています。

1月 2月 「伏見稲荷大社」

1月2月「伏見稲荷大社」

撮影のポイント

撮影年月:2018/2/20 8:00am
天候:晴れ
カメラボディ:Canon EOS 5Ds R
レンズ:EF24-105mm
条件:ISO200 f/22 1/25
NISSHAエフエイト フォトグラファーの一言
普段は参拝者の多い伏見稲荷大社の早朝、人のいない静かな境内で、楼門に昇る朝日が神々しく幻想的でした。

伏見稲荷大社について

伏見稲荷大社は、全国に約3万社あるといわれる稲荷神社の総本宮です。その起源は奈良時代の和銅4年(711)にさかのぼり、五穀豊穣、商売繁昌、家内安全など、諸願成就の神として広く信仰されてきました。稲荷信仰の原点である稲荷山の参道を覆う千本鳥居と共に、社殿は「稲荷塗」といわれる朱(あけ)の彩色が施されています。目にも鮮やかなその朱の色は訪れる人々に強烈な印象を残します。

3月 4月 「旧嵯峨御所 大本山大覚寺」

3月4月「旧嵯峨御所大本山大覚寺」

撮影のポイント

撮影年月:2016/4/6 10:40am
天候:晴れ
カメラボディ:NIKON D810
レンズ:48mm
条件:ISO100 f/14 1/125
NISSHAエフエイト フォトグラファーの一言
大覚寺境内の大沢の池のほとりにたたずむ朱色に輝く心経宝塔(しんぎょうほうとう)が、満開の桜によって、さらに豪華絢爛に演出された瞬間を撮影しました。

大覚寺について

大覚寺は、平安初期に建立された嵯峨天皇の離宮を寺院に改めた経緯から「嵯峨御所」としても知られます。嵯峨天皇をはじめ歴代天皇の写経が「勅封心経」として奉安されており、般若心経写経の根本道場となっています。境内の東側に広がる大沢池は、唐の洞庭湖(どうていこ)を模して造られた日本最古の林泉式庭園。昭和42年(1967)、「嵯峨天皇心経写経1150年」を記念して、池のほとりに建立された心経宝塔が端正な姿を見せています。

5月 6月 「二尊院」

5月6月「二尊院」

撮影のポイント

撮影年月:2020/6/2 10:00am
天候:晴れ
カメラボディ:Canon EOS 5Ds R
レンズ:EF24-105mm
条件:ISO400 f/16 1/125
NISSHAエフエイト フォトグラファーの一言
コロナ禍の影響で、誰にも出会わないという状況で撮影した1枚。鳥の声とシャッター音だけが耳に響いていました。

二尊院について

二尊院は、1200年の歴史を誇る天台宗寺院です。本尊 釈迦如来・阿弥陀如来の二如来を祀ることから「二尊院」と称されます。小倉山の麓に広がる境内は、四季それぞれの情景を見せます。本堂の右手にある「鐘楼」(梵鐘(ぼんしょう)をつるす堂)は慶長年間(1596~1615)に建立されたもの。平成4年(1992)には「開基嵯峨天皇千二百年御遠忌法要記念」として新たに梵鐘が鋳造され、「しあわせの鐘」と名付けられました。

7月 8月 「永観堂」

7月8月「永観堂」

撮影のポイント

撮影年月:2019/8/8 11:50am
天候:晴れ
カメラボディ:Canon EOS 5D MarkⅣ
レンズ:EF16-35mm
条件:ISO400 f11 1/160
NISSHAエフエイト フォトグラファーの一言
黄色から青々と茂った緑のグラデーションと、空の青とのコントラストが風流だったので、当然のように足を止めてカメラに収めた1枚です。

永観堂について

永観堂は平安初期、真言密教の道場として始まりました。正式の寺名は「禅林寺」で、永観堂という通称は、境内に薬王院という施療院を建て、窮乏する人々を救った永観律師(ようかんりっし)の名に由来しています。中心に池を設けた池泉回遊式庭園が有名ですが、本格的な書院造として室町期に建てられた釈迦堂など、永観堂には数多くの見所があります。小ぶりながら池を抱いた中庭は夏の陽光に照らされ、燃え立つ緑が拝観者を迎えます。

9月 10月 「常林寺」

9月10月「常林寺」

撮影のポイント

撮影年月:2016/9/23 1:30pm
天候:曇り
カメラボディ:Canon EOS 5D MarkⅢ
レンズ:EF24-70mm
条件:ISO400 f/13 1/80
NISSHAエフエイト フォトグラファーの一言
密集した小さな花びらの萩(はぎ)から、真っ直ぐなススキの穂が突き出るようにかぶさった様子が面白かったので、撮影しました。

常林寺について

常林寺は、天正元年(1573)、念仏専修僧、魯道(ろどう)によって開創されました。当初は寺町荒神口にありましたが、寛文11年(1671)に寺町の大火により焼失します。その後、現在の地(左京区田中下柳町)に移転、元禄11年(1698)に本堂が再建されました。幕末の頃には、勝海舟が宿坊として利用していたとも伝わります。常林寺は通称「萩の寺」の名で親しまれ、9月中旬から白や紫の萩の花が境内に咲き乱れます。

11月 12月 「金蔵寺」

11月12月「金蔵寺」

撮影のポイント

撮影年月:2018/11/27 11:50am
天候:晴れ
カメラボディ:Canon EOS 5Ds R
レンズ:EF16-35mm
条件:ISO400 f/16 1/125
NISSHAエフエイト フォトグラファーの一言
手水の屋根に覆いかぶさる紅葉が、やや逆光ぎみの光で燃えるように見えました。

金蔵寺について

金蔵寺は、奈良時代の養老2年(718)、元正天皇の勅願で創建された天台宗寺院です。現在の建物は江戸時代、徳川綱吉の母桂昌院の再建になるもの。山の中腹に位置し、山の斜面、石垣と石段の間に堂宇が建ち並びます。朝夕の寒暖差が大きいことから秋の紅葉が見事で、大勢の参拝者が訪れます。色鮮やかな紅葉のほか、高さ約12メートルの産(さん)の滝、烏帽子岩など、境内は見所にあふれています。

12月 1月 「南座」

12月1月「南座」

撮影のポイント

撮影年月:2019/12/23
天候:晴れ
カメラボディ:Nikon Z7
レンズ:24-70mm f/2.8G ED
条件:ISO100 f/10 1/4
フォトグラファーの一言
夕暮れ時の、空の明るさとまねきの明るさが合う時間に撮影しました。

南座について

年の瀬、南座の正面に「まねき」(顔見世興行に出演する役者の名前を書いた看板)が上がります。太く丸みを帯びた「勘亭流」という独特の書体で書かれた看板には「劇場に隙間なく客が入るように」という願いが込められています。看板が上がると、南座は一気に華やかでにぎやかな装いに。ヒノキ板の「まねき」とともに飾られる松や杉の枝もすっかり一新され、京都は本格的な冬支度に入ります。

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