品質の管理
2022年4月、NISSHAグループは、「品質基本方針」の改訂とともに、「品質基本方針」を実現するために必要な行動指針・基準を「Nissha Quality Way」として制定しました。これらは、当社グループの品質において基盤となる考え方であり、現在運用しているすべての品質マネジメントシステム(Quality Management System)それぞれの品質方針の上位方針です。
最高品質・生産責任者(CQPO)は、国内すべての生産拠点および海外の主要な生産拠点を対象とした工場アセスメントを行っているほか、海外拠点での研修、新入社員や昇格者を対象とした研修、社内報(日本語・英語・中国語で発行)への掲載など、さまざまな機会を用いて「品質基本方針」および「Nissha Quality Way」を展開し、浸透させています。
最高品質・生産責任者(CQPO)は、国内すべての生産拠点および海外の主要な生産拠点を対象とした工場アセスメントを行っているほか、海外拠点での研修、新入社員や昇格者を対象とした研修、社内報(日本語・英語・中国語で発行)への掲載など、さまざまな機会を用いて「品質基本方針」および「Nissha Quality Way」を展開し、浸透させています。
品質基本方針
NISSHAグループが提供する製品・サービスは、品質、コスト、安定した調達・供給体制、そして関連法令・規則を遵守するよう精緻に設計された品質マネジメントシステムの構築と運用を通じて、お客さまおよび社会の価値を向上します。
NISSHA株式会社
代表取締役社長 兼 最⾼経営責任者
鈴⽊ 順也
代表取締役社長 兼 最⾼経営責任者
鈴⽊ 順也
Nissha Quality Way
- CUSTOMER FOCUS
お客さま満足を追求します。品質を決めるのはお客さまです。 - LEADERSHIP
一人ひとりが主役となって、品質基本方針を実行します。 - PROCESS APPROACH
仕組みで仕事をし、継続的に改善します。 - QUALITY BY DESIGN
設計段階で、製品の安全性・実現性を重視した品質の作りこみを行います。 - VALIDATED DECISION MAKING
事実をもとに、科学的なアプローチで改善します。 - QUALITY BY CONNECTED SUPPLY CHAIN
サプライチェーンを通じて、信頼の輪をつなぎます。 - BAD NEWS FIRST
問題発生時には、迅速なエスカレーションにより、早期に対応・解決します。
NISSHA株式会社
取締役 常務執行役員 最高品質・生産責任者
西本 裕
制定 2011年4月1日
改訂 2022年4月1日
取締役 常務執行役員 最高品質・生産責任者
西本 裕
制定 2011年4月1日
改訂 2022年4月1日
品質スローガン
品質の向上には、お客さまを強く意識した行動が必要です。当社グループは、品質基本方針の改訂、Nissha Quality Wayの制定に合わせて2022年4月に品質スローガンを見直しました。品質を作りこむ主人公は「私」、すなわちNISSHAグループで働くすべての社員であることを示しています。このスローガンは品質基本方針・Nissha Quality Way同様、国内外すべてのNISSHAグループに展開し、浸透させています。
品質マネジメントシステム (QMS)
当社グループでは、仕組みで仕事をすることが大切であるとの考えから対象市場に応じた品質マネジメントシステムを構築し、品質方針に沿った品質目標とそれを達成するための計画を策定しPDCAサイクルを回して、その目標達成を目指しています。
国際規格であるISO9001(2015年度版)に基づいた品質管理体制を構築・運用し、継続的改善に取り組むとともに、2030年のあるべき姿を示したサステナビリティビジョン(長期ビジョン)において重点市場として位置付けるメディカル、モビリティ、サステナブル資材それぞれに合わせた品質保証体制の構築を着実に進めています。
メディカル市場向けの事業では、国内で医療機器製造販売に必要な業許可として、第一種医療機器製造販売業許可を取得しています。また、当社グループの14拠点で医療機器産業に特化した品質マネジメントシステムの国際規格であるISO13485の認証を取得しています(2024年3月時点)。
モビリティ市場向けの事業では、当社グループの工場およびそのサポートサイト8拠点で自動車業界の品質マネジメントシステムであるIATF16949の認証を取得しています(2024年3月時点)。
国際規格であるISO9001(2015年度版)に基づいた品質管理体制を構築・運用し、継続的改善に取り組むとともに、2030年のあるべき姿を示したサステナビリティビジョン(長期ビジョン)において重点市場として位置付けるメディカル、モビリティ、サステナブル資材それぞれに合わせた品質保証体制の構築を着実に進めています。
メディカル市場向けの事業では、国内で医療機器製造販売に必要な業許可として、第一種医療機器製造販売業許可を取得しています。また、当社グループの14拠点で医療機器産業に特化した品質マネジメントシステムの国際規格であるISO13485の認証を取得しています(2024年3月時点)。
モビリティ市場向けの事業では、当社グループの工場およびそのサポートサイト8拠点で自動車業界の品質マネジメントシステムであるIATF16949の認証を取得しています(2024年3月時点)。
第8次中期経営計画における2つの指針
当社グループの第8次中期経営計画(2024年~2026年)における品質・生産戦略では、「設計・開発段階での品質・付加価値の作り込み」と「量産段階でのリーンオペレーションの追求」により、バリューチェーン全体で利益率の最大化を図ります。
製品の品質・安全性
製品の取扱⽅法や安全に関する情報は、お客さまへの納⼊仕様書などで明確にしています。万⼀、NISSHAグループの製品・サービスの⽋陥により法規制に抵触するような事案や、品質保証に関わる重⼤な事故が発⽣した場合は、重大品質事故対応規程に沿って対応を行います。また、事態の早期解決を図り、法令に従い官公庁へ適切に報告するとともに、必要な情報はお客さまにできるだけ早くお知らせする体制を整えています。社員には、「製品の品質・安全性」を確保することの重要性を「企業倫理・コンプライアンス研修」などを通じて周知しています。Nissha Quality Wayの「BAD NEWS FIRST」にあるように、問題が発生してからの迅速なエスカレーション、早期対応こそが、お客さまを含めたステークホルダーのみなさまからの信頼を高めると考えています。
当社の製品の品質は、お客さまの評価により決まりますが、当社グループでは「お客さま満足度」の指標として、お客さまから指摘された品質不具合や納期不具合などを品質パフォーマンスとして指標化し、管理しています。
なお、2023年度における重大品質事故対応規程に定義された重大品質事故の発生および違反件数は0件(罰⾦0円)でした。今後も、重大品質事故の発生、違反件数0件の維持に努めていきます。
当社の製品の品質は、お客さまの評価により決まりますが、当社グループでは「お客さま満足度」の指標として、お客さまから指摘された品質不具合や納期不具合などを品質パフォーマンスとして指標化し、管理しています。
なお、2023年度における重大品質事故対応規程に定義された重大品質事故の発生および違反件数は0件(罰⾦0円)でした。今後も、重大品質事故の発生、違反件数0件の維持に努めていきます。