社員インタビューInterview

NISSHAで働く社員は、どのように仕事に取り組み活躍しているか。
その一端をご紹介します。

"やってみたい"を世の中に届ける。
NISSHAで挑む、私の仕事

Sさんは入社以来、新規事業開発やマーケティングに携わってきた。新市場に進出するためのM&A(企業買収)を担当し、現在はNISSHAグループのNISSHAゾンネボード製薬株式会社のマーケティング部門に所属。同社の新製品の企画・販売促進を担当し、日々奮闘している。

NISSHAゾンネボード製薬株式会社 マーケティング F.S さん 国際教養学部 グローバル・スタディズ課程卒業 2015年入社

私の仕事・入社の理由 一つのことを極めたいタイプ。
だから、NISSHAのこだわりにひかれた
 

 大学4年生の冬、忘れもしない猛吹雪の日のことです。NISSHAの採用担当者が、京都から秋田の私の母校までわざわざ足を運び、企業説明会を開いてくれたのです。その姿勢にまず心を動かされました。
 私はもともと、マルチタスクよりも一つのことに集中して打ち込むタイプです。説明会で聞いたNISSHAの話からは、それぞれの事業にこだわりと誇りを持ち、真摯に取り組む姿勢が伝わってきました。その“ひたむきさ”に強く惹かれたのが、入社の決め手でした。

 入社後は、電子部品を提供するディバイス事業部の主力製品である「フィルムタッチセンサー」のプロジェクトマネジメントを担当。その後、新製品開発、経営企画などの部門を経験。そうした中でフィルム製剤の開発に関わるようになり、新規市場進出を見すえた技術と事業基盤の獲得を目的にM&Aを担当することに。その結果、国内向けの医療用医薬品・医薬部外品・化粧品の製造・販売を担う(現在の)NISSHAゾンネボード製薬株式会社の買収に至りました。買収後、NISSHAゾンネボード製薬に出向し、最初に手掛けたのが指定医薬部外品携帯用消毒スプレー「YASIORI(ヤシオリ)」のマーケティングです。当時のコロナ禍という社会状況を踏まえ、競合環境を分析しながらターゲットを明確に設定し、求められる製品開発を進めました。さらにブランディングから販売戦略・PR企画に至るまで、製品を世の中に届けるためのトータルプランニングに携わりました。

仕事のやりがい・NISSHAの魅力 “多様性”を歓迎し、
"やってみたい”を応援してくれる

 現在、私が所属する事業開発部門は、NISSHAにおいて新たな事業を創出する役割を担っています。中でも医薬品分野は当社にとって未知の領域でしたが、2019年 米国のSparsha Pharma USA(医薬品製造メーカー)への出資やNISSHAゾンネボード製薬の買収を通じて、本格的な参入を果たしました。これらの取り組みを通じて感じるのは、NISSHAには“前例のないことにチャレンジする風土”が根付いているということです。

 私自身、マーケティングについて本格的に学んだのは入社後でした。社内の研修プログラムに参加し、関連書籍を読んで独学したのに加えて、社内のマーケティングに詳しい方々から積極的に話を聞きました。聞けば必ず誰かが丁寧に教えてくれる、これはNISSHAの大きな魅力だと感じています。こうした学びの機会や周囲の人の支援があるからこそ、新しいチャレンジにも前向きに取り組むことができます。もちろん、挑戦すれば必ず成功するとは限りません。大切なのは予定通り進まなかったときの臨機応変な対応であり、実際にはそこからが本当の勝負です。頭を切り替えて改善策を提示すれば、会社はその姿勢をしっかりと評価してくれます。だからこそ安心してチャレンジできるのです。

 NISSHAでは、「Think Outside The Box」、「Act Outside The Box」という従来の枠組みや慣習にとらわれず、新しいことに挑戦する姿勢や思考の多様性を尊重する文化が根付いています。
 そしてこれらは、単なるスローガンではなく、日々の仕事の中で実際に体感できるものです。「新しいことに挑む」だけではなく、それを本気で形にし、世の中に届けようとする姿勢と仕組みがある、それこそが私が感じるNISSHAの魅力です。

今後の目標 自分が関わってきたNISSHAゾンネボードの成長を後押しする

 NISSHAは、2030年のあるべき姿をサステナビリティビジョン(長期ビジョン)として示しています。全社で3,000億円の売上を目指しており、そのうち1,500億円をメディカル市場、さらに200億円を医薬品分野での売上とすることを掲げています。このビジョンの実現に向けて、私は医薬品開発製造受託を担う企業として、NISSHAの存在感を医薬品業界で高めるべく、販売戦略の立案、営業活動、プロジェクトマネジメントなどに取り組んでいます。
 特に注力しているのが、NISSHAゾンネボード製薬の大きな目標でもある「口腔内フィルム製剤」の市場参入です。これは、口の中で溶ける薄いフィルム状の薬剤で、飲み込む必要がないため、寝たきりの高齢者や水分や食べ物が飲みにくい患者さまにとって、服薬の負担を軽減し、QOL(Quality of Life:生活の質)の向上に貢献できる新しい医薬品です。この製剤の上市(市場での販売開始)が叶えば、NISSHAグループの医薬品市場参入における新たな一歩となります。
 ゴールまでのプロセスは着実に進んでいますが、まだまだいくつもの課題を乗り越えなければなりません。それらをクリアして、NISSHAゾンネボード製薬を大きく育てて、NISSHAグループに貢献していきたいと考えています。

ある1日のスケジュール

平日 平日のスケジュール
休日 休日の写真

大学の頃から演劇サークルに所属し、社会人になった今でも小規模ですがたまに都内で公演しています。 写真は台本読み合わせ中のものです。迫真の表情です。

就職活動中のみなさんへの
メッセージ

F.S さん

 コミュニケーションを大切にしてください。いろんな方とさまざまな話をすることで、自分とは異なる考え方に触れることができ、それまで見過ごしていた視点に気づきます。視点が広がれば、相手の考えをくみ取れるようにもなり、相手の考え方を理解できれば、自分の思いの伝え方も変わってくるものです。就職に際しては、就職後に広がっている可能性にも目を向けましょう。入社してからでも、自分次第でいくらでも道は切り拓いていけるものです。ですので、決して焦る必要はありません。

※登場する人物の会社名、所属、役職、氏名は、特に注記のない限り、取材・編集時点のものです。

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