社員インタビューInterview

NISSHAで働く社員は、どのように仕事に取り組み活躍しているか。
その一端をご紹介します。

挑戦と学びで、
未来の課題を解決する技術者へ

「NISSHAの最大の魅力は、挑戦を後押しする風土と学びの機会が豊富であることです。」
そう語るのは、高等専門学校*で電気工学を学んだFさん。
入社1年目から学生時代に学んだ知識やスキルを生かし、医療分野の製品開発に挑戦中。大規模プロジェクトに携わりながら、迅速な対応力と主体性を武器に成長を続け、世界に価値ある技術と製品を届けることを目指す。

*高等専門学校(高専):中学校卒業程度を入学資格とし、5年間の課程で実践的技術者を養成することを目的とした高等教育機関。NISSHAでは多くの高専卒業生が活躍

ディバイス事業部 開発 A.F さん 高等専門学校 電気工学科卒業 2024年入社

入社の理由・今の仕事 高専卒の私が挑む、医療技術の開発

 NISSHAの就業体験型インターンシップで、圧力を検知するフォースセンサーの試作開発に挑戦しました。先輩社員のアドバイスを受けながら、仕様書の作成から試作、テストまで経験し、製品開発の面白さを肌で感じました。
 特に心に残っているのは、指導担当の高専卒の女性社員の姿です。上司に自分の意見をしっかり伝えながら生き生きと働く姿に「私もこうなりたい」と強く憧れました。以前、他社では高専生は工場管理や装置説明など、担当できる仕事が限られることが多いと聞いたことがあります。しかしNISSHAでは、業務範囲が限定されることはありません。製品開発の全工程に関わり、完成まで携わることができます。風通しの良さや、学歴にとらわれずに幅広い業務に挑戦できる環境に魅力を感じました。
 『自分もその一員になりたい』——それが入社を決めた最大の理由です。

 現在は、当社の重点市場であるメディカル分野で、手術支援ロボット用エンドエフェクター*(ロボットの手にあたる部分)の開発という大規模プロジェクトに携わっています。製品を一から作り上げる過程に関わり、挑戦を重ねながら成長できることにやりがいを感じています。

業務は多岐にわたります。サンプル作製に立ち会い、検証結果をまとめてチームに報告。さらに、サプライヤーへのフィードバックや改善提案も担当します。加えて、Webでの情報収集や展示会への参加を通じて、最新技術の知識を広げています。心がけているのは、迅速なレスポンスと主体性。課題が発生した際にはスピード感を持って対応し、必要な情報を自ら取りに行く姿勢を大切にしています。もちろん、困ったときは先輩がしっかりフォローしてくれるので、安心して挑戦できます。

*エンドエフェクター:ロボットの先端に取り付ける部品で、対象物に直接働きかける役割を持ちます。精密な動きを実現するために重要な要素です。

仕事のやりがい・NISSHAの魅力 挑戦を歓迎する風土で、新しい価値を創る

 現在、医療機器への搭載を前提とした製品開発を進めています。力を加えたときの抵抗値変化を電気的に読み取る技術を用いて、手術やリハビリ機器などの精度向上に貢献し、患者さまの負担を軽減することを目指しています。まだ開発段階の製品ですが、将来的には量産化し、医療現場の課題解決に役立てたい——その思いが、日々の仕事の原動力です。「こうすればどうなるのか?」という疑問を自分たちで考え、試行錯誤しながら解決していくプロセスは、挑戦と成長の連続です。

 NISSHAでは入社1年目から提案できる環境が整っています。私自身、製品開発に必要なサプライヤーを探索して上司に提案したところ、なんと、その提案が採用されたのです!その結果、サプライヤーの調査や検証、関係構築まで任されることとなり、上司の信頼を強く感じました。この経験は、大きなやりがいと達成感につながりました。
 NISSHAの最大の魅力は、挑戦を後押しする風土と学びの機会が豊富であることです。入社間もない若手社員として、コスト削減やプロセス改善に向けた工法変更の検証や重要会議への参加など、幅広い業務を経験しました。先輩社員が実務指導員として伴走してくれるので、困ったときでも相談しやすく、安心して挑戦できます。
 さらに、学歴に関係なく業務に携われるのもNISSHAならでは。私は院修了の社員と同じプロジェクトに参加し、若手メンバーとして重要会議に出席する機会もありました。さらに、社内公募制度や海外トレーニー制度などキャリアを広げられる仕組みも整っています。さまざまな仕事にチャレンジできる環境で、これからも新しい価値を生み出していきたいと思います。

今後の目標 知識を積み重ね、価値ある技術を世界へ

 私の目標は、チームで新たな受注を獲得し、開発した製品を世の中に届けることです。製品開発は数年単位の長いプロセスです。「お客さまニーズに応える高付加価値な新製品を開発し、受注につなげる」ために、プロセスや検証で気づいたことは積極的に上司へ提案しています。
 その実現に向けて、品質教育やリスクアセスメントなどの社内教育を受講し、技術者としての知識を深めています。
 NISSHAはグローバル企業であり、海外のお客さまとのやり取りも多くあります。打ち合わせやWebミーティングでは英語で技術的な協議を行う機会もあります。将来的には海外出張や海外トレーニー制度を活用し、グローバルな舞台で活躍したいと考えています。そのため、週1回ネイティブ講師との英会話レッスンを続け、語学力を磨いています。
 製品を完成させるだけでなく、世界中のお客さまに届けること——それが私の挑戦であり、これからのキャリアの目標です。

ある1日のスケジュール

平日 平日のスケジュール
休日 休日の写真

休日は、家族や友達と岐阜や神戸、さまざまな場所へドライブし、美味しいものを食べに行きます。
また、学生時代から始めた弓道も続けています。終業後には、ダンス教室にも通っています。

就職活動中のみなさんへの
メッセージ

A.F さん

 高専生はもちろん、大学生の方も「これまで学んだ知識を生かせる会社で働きたい」と考える方が多いと思います。一方で、「本当に自分に務まるのか」と不安を感じる学生もいるのではないでしょうか。私自身、電気工学を専攻していたので、高専で学んだ電気回路の知識は今の仕事に役立っています。さらに、Pythonを使ったプログラミングや、回路を組んではんだ付けする作業など、NISSHAでは入社1年目から任せてもらえる機会が豊富にあります。もちろん、先輩社員が必ずフォローしてくれるので安心してください。
 ただ、学生時代に学んだ知識だけでは製品開発はできません。仕事はチームで進めるため、技術だけでなく、周囲と協力する力も必要です。そのため、会社の雰囲気や一緒に働く人を知ることがとても大切だと感じています。インターンシップや対面で開催される会社説明会にぜひ参加して、職場の空気を体感してください。きっと、自分が働くイメージがより鮮明になるはずです。

※登場する人物の会社名、所属、役職、氏名は、特に注記のない限り、取材・編集時点のものです。

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