社員インタビューInterview
NISSHAで働く社員は、どのように仕事に取り組み活躍しているか。
その一端をご紹介します。
技術と経験を力に、新たな挑戦へ
メディカル分野の未来を拓く
「お客さまと共に生み出した技術や製品で、人々の生活や産業を支えられることが、私の仕事のモチベーションです。」
そのように語るSさんは、自身の専門性を生かせる企業を探す中でNISSHAと出会った。入社後は電子部品やフィルムセンサーの開発に携わりながらキャリアを積み重ね、お客さまの要望を叶える製品開発に打ち込んでいる。
キャリアの幅を広げ、より社会に貢献できる人材を目指したい。そんなSさんが次に見据えるのは、メディカル分野の成長をリードするエンジニアだ。
ディバイス事業部 開発 Y.S さん 自然科学研究科 電子情報システム工学専攻 修了 2016年入社
就職活動では、自分の知識や経験を生かせる環境を軸に企業を探しており、その中で出会ったのがNISSHAでした。大学院で電気電子工学を専攻しており、有機電界効果トランジスタ*をテーマとした研究に打ち込んでいました。NISSHAは幅広い事業を展開していますが、その中の一つにフィルムセンサーやガスセンサーなどの精密で機能性を追求した部品・製品を手掛けるディバイス事業部があり、「この会社であれば自身の専門性を生かしたものづくりに打ち込める」と感じたことが入社の決め手です。
*有機電界効果トランジスタ:有機材料を用いて電気信号を制御する電子ディバイス。液晶や有機ELディスプレイの各画素を個別に制御するスイッチのような役割を担う。
入社後はディバイス事業部の開発部に配属され、自身の専門性を生かした有機電界効果トランジスタの開発を担当しました。大学院時代の研究では現象、原理そのものや、材料の特性などを解明することが重要でした。一方で会社の開発においては、量産化を見据えて安定した性能や品質を実現することが求められます。その違いに苦労しながらも、ものづくりを事業として成立させる視点を学びました。
その後はサプライチェーンマネジメント部へ異動し、当社が手掛けるフィルムタッチセンサーと、サプライヤーが手掛ける液晶やガラスパネルなどの部品を組み合わせ、タブレットなどに搭載されるモジュール(複数の部品を組み合わせた製品)をつくり上げる過程に携わりました。
現在は再び開発部に所属し、フォースセンサーの開発を担当しています。フォースセンサーとは、力を検出することができるフィルム状のセンサーで、ロボットや産業機器をはじめ、さまざまな機器への応用が期待されています。お客さまの要望をもとに実現可能性を検討し、試作や評価を行いながら量産につなげることが私の役割です。
試作品完成後は、電気特性や耐久性を評価するだけでなく、お客さまと共に評価方法や測定環境を構築し、誰が測定しても同じ結果が得られる状態を目指して開発を進めています。これまでの業務を通じて得たモジュールなどに関する幅広い知見が、現在の仕事にも生きていると強く感じます。また、製品そのものの開発だけでなく、評価手順や運用方法といった後工程をお客さまと一緒に形にしていくところは、この仕事の難しさであり面白さの一つです。
開発部へ戻ってくるまでは、与えられたミッションを着実にこなすことに意識が向き、自分の担当範囲を狭く捉えてしまうことがありました。しかし、お客さまと直接向き合う機会が増えたことで、より広い視点で物事を考えるようになりました。自ら社内外に足を運び、情報を集め、周囲を巻き込みながらプロジェクト全体を前に進めることの重要性を実感しています。
印象に残っているのは、海外のお客さま向けのフォースセンサー開発プロジェクトです。NISSHAの開発部門だけでなくお客さまの開発部門ともタッグを組み、プロジェクトを進めていきました。要望を叶えるために、お互いが本音で対話を重ねながら改良に取り組むことで、会社の枠を越えた一体感を味わうことができました。お客さまとオフの時間に食事へ行くほど関係が深まり、試作品を完成させた際に感謝の言葉をいただけたときは、大きな達成感がありました。
このように、社内外のさまざまなメンバーと協力しながらお客さまの要望を形にし、その結果として感謝の言葉をいただけることは、この仕事ならではの大きなやりがいです。自分が関わった技術や製品が社会に提供され、人々の生活や産業を支える一部になることは大きなモチベーションです。
なお、海外のお客さまとは、英語でやりとりすることが多いです。私は小学生の頃から英会話に親しんでいたため、英語への抵抗感はありませんでしたが、入社時点で流暢に話せていたわけではありません。開発部門で海外向けプロジェクトに携わり、技術的な内容を自分の言葉で伝える実践を重ねることで、少しずつ力を伸ばしてきました。実務を通じて培った英語力は、自身の大きな強みになったと考えています。
また、挑戦したい人を周囲が支えてくれる風土は、NISSHAで働く大きな魅力です。フォースセンサーの開発担当になった当初は分からないことが多々ありましたが、先輩や上司が相談に乗ってくださり、時には社内外問わず専門性を持つ人を紹介してくださいました。お客さまの要望を実現するために一緒に考え、力を貸してくれる仲間がたくさんいるため、安心して開発に打ち込めていると感じます。
加えて、NISSHAグループでは、新たな価値創造や生産性向上に取り組むエンジニアによる「技術発表会」を定期的に開催しています。会場とオンラインで、海外の社員を含む数百名が参加する中、私は司会進行を担当する機会をいただきました。開発業務だけでなく、このような形で挑戦や成長の機会が与えられることも、NISSHAの魅力の一つだと感じています。
今後の目標
学びを積み重ね、メディカル分野の成長を支えたい
入社してから現在に至るまでディバイス事業部で経験を重ねてきました。キャリアの幅を広げ、より社会に貢献できるエンジニアになるために、他の分野、とりわけメディカル分野に挑戦したいと考えています。NISSHAは事業ポートフォリオの強化を行っており、メディカル分野は今後の成長の柱となる重要な分野です。その成長を技術面から支え、リードできるエンジニアを目指して、日々努力しています。
現在は、フォースセンサーの開発業務と並行して、研修を通じて医療機器の開発設計に必要な知識を体系的に学んでいます。社内研修では医療機器開発の全体像やプロセス、とりまく法規制について学んでおり、社外研修では樹脂や金属などの材料、電気回路、3D CAD、解析などのスキルを習得しています。新しい分野へ挑戦する社員に、学ぶ機会が用意されていることは非常に心強いです。
いずれは、グローバル市場の中心である米国での勤務にも挑戦したいと考えています。医療機器の知識だけでなく、コミュニケーション能力をさらに磨くことで、お客さまの要望における背景や目的を理解し、社内外を巻き込みながら開発を進められる存在になることが目標です。そして、自分たちが生み出した製品を通じて、多くの人々の健康で豊かな生活に貢献していきたいと思います。
ある1日のスケジュール
休日は家族と過ごすことが多く、最近はキャンプに出かけるのが楽しみです。美しい自然に囲まれると、子どもたちも大喜びです。夜は焚き火を囲みながら、趣味のコーヒーをゆっくり楽しみ、完全なオフの時間を過ごしています。
就職活動中のみなさんへの
メッセージ
就職活動で大切にしてほしいのは、できる限り自分の目で確かめることです。Webサイトや資料から得られる情報は大切ですが、それだけでは、実際の職場の雰囲気や働く人の考え方まではわかりません。会社説明会やインターンシップ、OB・OG訪問などを通して、働く場所を見て、社員の話を聞き、自分がそこで働く姿を想像してみてください。
ものづくりでは、「現場」に足を運び、「現物」を見て、「現実」を知る三現主義が大切です。会社選びも同じだと思います。私自身、就職活動中にOB・OGから話を聞き、NISSHAに柔らかく親しみやすい印象を持ちました。入社後もその印象にギャップはありませんでした。自分が何を大切にしたいのかという軸を持ち、その軸に合う会社かどうかを実際に確かめる。納得して選んだ環境であれば、困難に直面したときも前向きに挑戦を続けられるはずです。ぜひ足を動かし、自分に合う場所を見つけてください。
※登場する人物の会社名、所属、役職、氏名は、特に注記のない限り、取材・編集時点のものです。
ディバイス事業部
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